龍谷大学 履修要項

心理学部の教育目的および履修方法

最終更新日: 2025年3月10日

2025年度入学生心理学部

卒業要件単位および学士号

卒業は、大学が定める教育課程の修了であり、「学士」の学位が授与されます。この認定証が卒業証書(学位記)です。卒業するためには、教育課程(カリキュラム)にしたがって学修し、学部毎に定められた所定の要件を満たすことが必要です。その一環として、124単位以上を修得しなければなりません。

卒業の要件

本学において、卒業認定を得ようとする者は、次の2つの要件を満たさなければなりません。

(1)所定在学年数

本学の教育課程(カリキュラム)を修了するには、4年以上在学しなければなりません。これは、単なる在籍期間ではなく、学修期間が4年以上必要ということです。したがって、休学等による学修中断の期間は所定在学年数に加えません。また、卒業判定が行われる学期に在学していなければなりません。

(2)所定単位の修得

本学の教育課程(カリキュラム)は、授業科目の区分ごとに必修科目、選択必修科目、選択科目、随意科目の別を指定しています(詳細は「教育課程」を参照)。この指定と異なる履修をした場合には、いかに多くの単位を修得したとしても卒業の認定を受けることはできません。

卒業研究

提出方法・提出時期等については別途、ポータルサイトでお知らせします。

卒業の時期

  1. 卒業認定は、毎年学年の終わり(3月)に行います。
  2. 9月卒業の取り扱い
    教授会が必要と認めるときは、在学期間が4年以上の者について、第1学期(前期)終了時(9月)に卒業を認定することがあります。
    (注)9月卒業を希望する者は、所定の期間に申し出て、所定の願書を受け取り、必ず指定された期間に手続きを完了してください。(本人の申し出がなければ、9月卒業の対象にはならないので注意してください。「9月卒業」を参照。)

卒業要件表

心理学部の卒業要件は、下表のとおりです。

心理学部(124単位以上)
教養教育科目 仏教の思想A 4単位
仏教の思想B
言語科目 12単位
教養科目 人文科学系科目 2単位
社会科学系科目 2単位
自然科学系科目 2単位
選択科目 14単位以上
心理学部専攻科目 専門基礎科目 演習科目 8単位
講義科目 基礎講義A 22単位
基礎講義B 24単位 ※
基礎講義C 4単位
専門発展科目 演習・卒業研究 12単位
プログラム科目 24単位 ※
共通選択科目  
学部フリーゾーン 10単位
オールフリーゾーン 8単位

※ 「専攻科目 専門基礎科目:基礎講義B」、「専攻科目 専門発展科目:プログラム科目」、「専攻科目 共通選択科目」から24単位選択。

グレイドナンバー制

心理学部で開設される授業科目には、グレイドナンバーが付されています。これは、科目のレベルを簡明に表示したものです。学修計画の設計にあたって、これを参考にしてください。

科目ナンバリング

科目ナンバリングとは、授業科目に適切な番号を付し分類することで、学修の段階や順序等を表し、教育課程の体系性を明示する仕組みです。詳細は、別途記載の開設科目一覧を確認してください。

心理学部における学修

心理学部では、さまざまな科目が一定のカリキュラム(教育課程)に沿って展開されていますが、これらの科目は、大きく「教養教育科目」と「専攻科目」の2つに分けることができます。

教養教育科目は、「仏教の思想」科目、「言語科目」、「教養科目」で構成されています。

一方、「専攻科目」とは、心理学部の教育理念・目的に基づき、科目を開講しています。

低年次における専門基礎科目

「専門基礎科目」では、卒業後のキャリアも視野に入れて、初年次から「3つの柱(科目群)」を設定し、心理学の知見に基づいた社会実践をする上で必要となる基礎的な専門教育を行います。

心理学基礎科目 心理学の基礎となる考え方そのものを学ぶとともに、それらがどのように応用心理学と繋がるのかを理解することを目的として開講する科目
データサイエンス科目 これからの社会的介入において求められる「根拠に基づく対応」ができるように、心理的特性そのものをデータとして統計的に処理・分析し、心のありようを科学的に捉えることを目的として開講する科目
キャリア啓発科目 実社会における心理学の応用の実際を学び、専門資格取得の有無にかかわりなく、卒業後のキャリアを意識した学修目標の設定を低年次の段階から促すことを目的として開講する科目

高年次における専門発展科目

「専門発展科目」では、次の2つのプログラムに加えてプログラム横断科目を配置し、心理学の専門的な教育の充実を図ります。

プログラム 9つの分野
生涯発達カウンセリングプログラム 生涯発達の観点から発達段階に応じた「個人の心」に寄り添い、自らが「気づく」支援のあり方にアプローチするプログラム。

①乳幼児と保護者の心と支援

②子どもの心と支援

③思春期・青年期の心と支援

④成人・高齢者の心と支援

関係支援とコミュニケーションプログラム 家族関係、知人・交友関係、組織での人間関係などを理解するために「多様なコミュニケーションの解釈」を学び、社会で共に生きる人間の繋がりにアプローチするプログラム。

⑤チーム医療

⑥チーム学校

⑦ネットワーク支援

⑧産業・メンタルヘルス

プログラム横断科目 2つのプログラムを横断的に接続するプログラム。心理学を科学的なものとして理解し、心の動きや行動をデータとして処理・分析する方法を学び、セルフチェックやメンタルトレーニング等に活用されている最新の対応技術を学ぶプログラム。

⑨データ心理学

4年間の学修プログラム