龍谷大学 履修要項

履修の心得

最終更新日: 2025年3月10日

【6】成績評価

成績評価は、個々の科目について定められている単位数に相当する量の学修成果の有無やその内容を評価するために行われます。成績評価は、一般的に100点満点法で評価され、60点以上の評価を得られた場合に所定の単位が認定されます。

1.成績評価の方法

成績評価には、おおよそ次の4種類の方法があり、これらのうちのひとつまたは複数を組み合わせて評価されます。各科目の成績評価方法は、その科目の特性に応じて授業担当者によって定められています。その内容はシラバスに明示されているので参照してください。

  1. 筆答試験による評価
  2. レポート試験による評価
  3. 実技試験による評価
  4. 授業への取組状況や小テストなど、上記試験による評価の他に、担当者が設定する方法による評価

2.成績評価の基準

  1. 成績評価は、100点を満点とし、60点以上を合格、それを満たさない場合は不合格とします。
  2. 一度合格点を得た科目(=既修得科目)は、いかなる事情があっても、再度履修して成績評価を受けることはできません。
  3. 履修登録した科目の試験を受験しなかった場合、その試験の評価は0点となります。ただし、この場合でも、試験による評価以外に授業担当者が設定する方法により評価される場合があります。
  4. 段階評価と評点の関係は、次のとおりとします。
    段階評価と評点
    S(90~100点) A(80~89点) B(70~79点) C(60~69点)

    上記の段階評価以外に、実習科目はG(合格)・D(不合格)で評価する場合があります。単位認定された科目の場合はN(認定)となります。

  5. 学業成績証明書は、すべて段階評価で表示し、不合格科目は表示しません。
  6. 学業成績表は、第1学期(前期)分を9月中旬、第2学期(後期)分を3月下旬にポータルサイトよりダウンロードできます。日程の詳細は、別途ポータルサイト等でお知らせします。

3.GPAと平均点

(1)GPA

GPAとは、Grade Point Average(成績加重平均値)のことであり、従来の修得単位数による学修到達度判定に加え、どの程度のレベルで単位を修得したかを一目で表すものとして考えられたものです。
GPAは、各教科の評価点(100点満点)を次表のように換算しなおし、その合計を登録科目の総単位数で割って算出します。

評価点 グレイドポイント
100~90点 4
89~80点 3
79~70点 2
69~60点 1
59点以下 0
GPAについて説明した図①

例えば、「仏教の思想A」(2単位)90点、「英語総合1(A)」(1単位)80点、「哲学入門」(2単位)40点、「里山学」(2単位)78点を登録科目の結果とした場合、GPAは次のように計算されます。

GPAについて説明した図②
  • 随意科目、履修辞退した科目については、ここでいう登録科目には含みません。
  • 成績を評価点(100点満点)で評価しない科目は算入しません。

(2)平均点

平均点は、登録科目の評価点(100点満点)の合計と単位数をかけたものを、登録科目の総単位数で割ったものです。

GPAについて説明した図③

例えば、「仏教の思想A」(2単位)90点、「英語総合1(A)」(1単位)80点、「哲学入門」(2単位)40点、「里山学」(2単位)78点を登録科目の結果とした場合、平均点は次のように計算されます。

GPAについて説明した図④

(3)各科目の算入基準

GPAおよび平均点の計算をする際、下表のとおり取り扱います。

科目の区分 取り扱い
卒業要件となる科目
(卒業要件上、余剰分となる科目も含む)
算入する
随意科目、履修辞退した科目 算入しない
成績を評価点(100点満点)で評価しない科目 算入しない
再履修により合格した場合、当初履修し不合格となった科目 算入しない

※再履修で不合格の場合は、高得点の方を算入します。

対象:先端理工

※先端理工学部では平均点を使用することとし、GPAは参考までに学業成績表に表記することとします。

4.成績疑義

成績評価について疑義がある場合は、必ず所定の「成績疑義申出用紙」に疑義内容を記入した後、所属学部教務課に提出してください。授業担当者に直接申し出てはいけません
なお、申出期間および申出方法については、別途ポータルサイト等で確認してください。

5.筆答試験の時期

定期試験 個々の科目について定められている授業期間の終了時期(通常の場合は学期末)に実施する筆答試験
追試験 定期試験欠席者のために、定期試験終了後に改めて実施する筆答試験(追試験の項を参照のこと)

6.筆答試験の受験資格

次の各号に定める条件をすべて備えていないと受験資格を失い、受験することができなくなる恐れがあります(追試験については、追試験の項を参照のこと)。

  1. その科目について、有効な履修登録がなされていること。
  2. 定められた学費を納入していること。
  3. 授業に出席していること。原則として総授業回数の3分の2以上の出席があること。
  4. 授業担当者の求める諸条件を満たしていること。

7.筆答試験の受験の注意事項

筆答試験に際しては、次のことを守らなければなりません。

  1. 指定された試験場で受験すること。
  2. 試験開始20分以上の遅刻および30分以内の退室は許されない。ただし、専攻科目で、座席指定により試験を行う場合、試験時間中の途中退室ができない場合があります。詳しくは所属学部教務課に確認してください。
  3. 学生証を携帯すること。
  4. 学生証は写真欄が見えるよう机上通路側に置くこと。
    万一、学生証を忘れた場合には、所属学部教務課で「試験用臨時学生証」の交付を受けておくこと
  5. 答案(解答)用紙が配付されたら直ちに年次、学籍番号、氏名を「ペンまたはボールペン」で記入すること。
  6. 参照を許可されたもの以外は、指示された場所に置くこと。
    担当教員の指示がない限り、電子機器等の使用を認めない。
    持ち込み条件が「全て可」であっても、携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ等情報端末機器の使用は一切認めない。
  7. 試験開始前に携帯電話等の電源を切り、かばんの中に入れること。
  8. 答案(白紙答案を含む)を提出しないで退室しないこと。

8.筆答試験の答案の無効

次の場合は、その答案は無効となります。

  1. 無記名の場合
  2. 指定された場所に提出しない場合
  3. 試験終了後、試験監督者の許可なく氏名を書き直した場合
  4. 受験態度の不良な場合

9.筆答試験における不正行為

  1. 受験中に不正行為を行った場合は、その学期に履修登録をした全科目の単位認定を行いません。さらに、不正行為の程度により、学則に定める懲戒を加えることがあります。
  2. 次に該当する場合は、これを不正行為と見なします。
    1. 私語や態度不良について注意を与えても改めない場合
    2. 監督者の指示に従わない場合
    3. 身代わり受験を行ったとき、または行わせた場合
    4. カンニングペーパー等を所持していた場合
    5. 携帯電話、スマートフォン、スマートウォッチ等情報端末機器をかばん等にしまっていない場合
    6. 許可された以外のものを参照した場合
    7. 机上等への書き込みをしていた場合
    8. 許可なくして物品や教科書、ノート類を貸借した場合
    9. 答案用紙の交換および見せ合いをした場合
    10. その他、①~⑨に準じる行為を行った場合

10.レポート試験における不正行為

レポート試験については、既存文書からの不正な転用等が認められたとき(例えば、インターネット等からコピーしたような場合)は、当該レポートを無効扱いとし、単位認定を行わない場合があります。

11.追試験

  1. 追試験の受験資格
    追試験は次の各号のいずれかの理由により定期試験を欠席し、所属学部が認めると受験することができます。
    1. 病気、怪我又は試験時における体調不良等
    2. 親族(原則として3親等まで)の葬儀への参列
    3. 公認サークルの公式戦への選手としての参加
    4. 交通機関の遅延等
    5. 交通事故、災害等
    6. 就職活動(説明会、筆記試験、面接等)
    7. 資格試験(公務員試験、公的資格試験等)の受験
    8. 単位互換科目の試験受験
    9. キャリア実習・実習指導、大学コンソーシアム京都産学連携教育プログラム又は博物館実習への参加
    10. 裁判員(候補者)への選任
    11. 短期大学部における実習等への参加により本学学部の定期試験を受験できなかった場合
    12. その他所属学部が特に必要と認める理由
    追試験受験希望者は、追試験受験願および欠席理由証明書(医師診断書、交通遅延証明書(WEB発行の証明書可)または事故理由書、就職試験等による場合は会社あるいは団体が発行する証明書等)をその科目の試験日を含めて4日以内(土・日・祝日は含めない。ただし、土曜日が試験日の場合は試験当日を含む4日以内)に所属学部教務課に提出しなければなりません。
    なお、医師の診断の結果、インフルエンザなどの流感により外出が制限され、定期試験を受験できなかった場合は、追試験申込期限内に所属学部教務課まで連絡してください(電話による連絡可)。
  2. 追試験の受験料は、1科目1,000円です。
  3. 実技・実習科目、レポート試験による科目、特別に指定された科目については、原則として追試験は行いません。

詳細については、定期試験前にポータルサイトにて確認してください。

12.筆答試験時間

筆答試験時間割は、原則として試験の14日前にポータルサイトにより発表します。
試験時間は、次のとおりです。

対象:深草学舎

講時 開始時刻 終了時刻
教養教育科目
文・心理・経済・経営・政策・国際・社会学部専攻科目
短期大学部共通科目・専攻科目
学部共通コース科目
諸課程科目(60分)
法学部専攻科目(70分)
1講時 9:15 10:15 10:25
2-A講時 10:45 11:45 11:55
2-B講時 12:15 13:15 13:25
3-A講時 13:45 14:45 14:55
3-B講時 15:15 16:15 16:25
4講時 16:45 17:45 17:55
5講時 18:15 19:15 19:25
6講時 19:30 20:30
7講時 20:45 21:45

(注1)教養教育科目および学部共通コース科目のうち、学部提供科目については、当該学部が定める試験時間となります。
(注2)科目の特性によって、試験時間を変更することがあります。

対象:瀬田学舎

講時 開始時刻 終了時刻
全科目(60分)
1講時 9:15 10:15
2講時 11:00 12:00
3講時 13:30 14:30
4講時 15:15 16:15
5講時 16:55 17:55
6講時 18:35 19:35