龍谷大学 履修要項

履修の心得

【4】授業科目の開設方法

1.セメスター制

各学部の授業は、セメスター制で開設されています。セメスター制とは、半年を1学期とするもので、1学年を、原則として4月~9月末までを第1学期(前期)、10月~翌年3月末までを第2学期(後期)の2学期に区分し※、以後4学年までの計8学期にわたって教育課程(カリキュラム)の編成を行うものです。学年、学期、セメスターの関係は次のとおりです。

学年 第1学年 第2学年 第3学年 第4学年
学期 第1学期
(前期)
第2学期
(後期)
第1学期
(前期)
第2学期
(後期)
第1学期
(前期)
第2学期
(後期)
第1学期
(前期)
第2学期
(後期)
セメスター 第1セメスター 第2セメスター 第3セメスター 第4セメスター 第5セメスター 第6セメスター 第7セメスター 第8セメスター

各セメスターにはそれぞれ必修科目、選択必修科目、選択科目、随意科目(詳細は「教育課程の編成方法」を参照)が配当されています。これらの科目の中からどの科目を履修するかは各自の責任に委ねられています。ただし、必修科目は、それを履修し単位を修得しないと卒業することができない科目です。また、選択必修科目も同じ性格を有する科目です。
必修科目や選択必修科目の単位を未修得のまま次のセメスターに進行した場合、他のすべての科目に優先してこれらの未修得科目を履修しなければならない場合が生じてしまい、そのセメスターに配当されている科目が履修できなくなるなど、みなさんの学修計画に重大な支障をきたすことにもなりかねません。したがって、十分な理解のもと学修計画を立て、授業時間内における学修と授業時間外における自主的な学修に積極的に取り組むことが望まれます。

※実際に授業を開講する上での第1学期(前期)、第2学期(後期)の区分・日程は、毎年度、学年暦によって決定されます。

2.授業科目の開講形態

各授業科目は、原則として各セメスターを単位として開設されていますが、実際には科目の性格等により次の3つの開講方式をとっています(開講方式、授業回数、単位数等の組み合わせは主なものを挙げています)。

授業科目の開講形態を表した図

※クォーター型とは、1学年を4つに区分して授業を実施するものです。
各クォーターの区分・日程は、毎年度、学年暦によって決定されます。

[留意点]

  1. セメスター型として開講される4単位の講義科目および2単位の初修外国語科目は、1週間に2回(例えば月曜日1講時と木曜日1講時)の授業を行い、1つの学期で完結するものです。このため、一方の授業に出席するだけではその科目を履修したことにはならないので、注意する必要があります。
  2. 通年型として開講される科目は、原則として同一の授業担当者が1週間に1回の授業を行い、2つの学期(1年間)で完結するものです。
  3. クォーター型として開講される1単位の講義科目は、1週間に1回の授業を行い、四半期で完結するものです。2単位の講義科目は、1週間に2回の授業を行い、四半期で完結するものです。
  4. 同一科目の授業が第1学期(前期)・第2学期(後期)ともに開講される場合があります。この場合は、特に指定のある場合を除き、いずれの学期で履修しても構いません。
    (注 1)それぞれの科目には配当セメスターが設定されています。設定された配当セメスター以降の履修が可能であることを示していますが、諸事情により不開講となる場合や配当セメスターが変更される場合がありますので注意してください。
    (注 2)すでに修得した科目(=既修得科目)の再履修はできません。
  5. サマーセッションを利用して開講される科目については、下記の取扱となります。
    区分 取扱学期 期間・留意事項
    サマーセッション 第2学期
    (後期)科目

    ・開講期間については、ポータルサイト等で確認してください。
    ・第1学期(前期)開講科目の履修登録と同時に登録が必要です。

    (注)履修登録できる科目数は2科目までとなります。
    授業日程が他の科目と重複する場合は、1科目しか履修登録できない場合がありますので、各科目の開講日程に注意してください。
    サマーセッションの開講期間・開講場所などについては、別途ポータルサイト等にてお知らせします。

3.週2回授業科目の開講方法

セメスター型、クォーター型授業のうち、週2回開講方法をとる授業は時間割上、原則として一定の規則(組合せ)にしたがって配置されています。
この科目は、週2回の授業を所定の期間(セメスター型であれば半年間)継続して受講し、合格することではじめて定められた単位を修得したことになります。
週2回のうち一方の授業時間に、誤って他の科目を履修登録した場合は、それらに関係する登録は無効となりますので注意してください。

週2回授業科目の開講組合せ(原則)

月1 - 木1
月2 - 木2
月3 - 木3
月4 - 木4
火1 - 金1
火2 - 金2
火3 - 金3
火4 - 金4
水1 - 土1
水2 - 土2

(注1)見方:「月1」は「月曜日1講時」を示しています。
(注2)1日に2講時連続で開講される科目もあります。

4.オンライン授業について

本学では、対面にて授業を行う科目のほか、一部においてインターネット環境を利用してオンライン上で授業を行う科目があります。

(1)オンライン授業の形態

  1. オンライン授業の実施形態
    本学では、次のようにオンライン授業の実施形態を区分しています。
    オンライン授業の実施形態について説明している画像
  2. オンライン授業と対面授業を組み合わせた形態
    オンライン授業と対面授業を組み合わせた形態として、ハイブリッド授業があります。
    オンライン授業と対面授業を組み合わせた形態について説明している画像

(2)オンライン授業の定義

  1. オンライン授業
    本学におけるオンライン授業とは、インターネットを介して、文字・音声・静止画・動画等の多様な情報を、当該授業を行う教室等以外の場所にいる学生に対して配信し、設問解答や意見交換などを実施することにより、学修を進めていくもので、標準的な1コマ(1回分)のすべてを上記のような方法を用いて行う授業を指します。
    <ライブ授業>
    上記オンライン授業の一形態としてライブ授業があります。ライブ授業とは、オンライン授業のうち、同時かつ双方向(教員と学生)で授業を行うものを指します。ライブ授業を詳細に分類すると「同時双方向型」と「同時一方向」に分かれますが、本学においては、双方向性が確保できる「同時双方向型」を指します。
    <オンデマンド授業>
    上記オンライン授業の一形態としてオンデマンド授業があります。オンデマンド授業とは、オンライン授業のうち、予め収録した授業(動画・音声)や音声付PowerPoint動画等を配信し、あわせて課題指示等を行うものを指します。
  2. ハイブリッド授業
    オンライン授業と対面授業を組み合わせた授業形態としてハイブリッド授業があります。ハイブリッド授業には、2つの形態(ハイフレックス型、ローテーション型)があります。
    <ハイフレックス型>
    対面授業をライブ配信することにより、オンラインとしても行う授業のことを指します。
    (例)対面希望の学生とオンライン希望の学生を2グループに分けて実施する授業。
    <ローテーション型>
    全開講回数のうち、各回によって対面とオンラインを使い分ける授業のことを指します。
    (例)全15回のうち、4回目~11回目をオンラインで実施し、その他は対面で実施する授業。

(3)オンライン授業科目

  1. オンライン授業科目とは
    オンライン授業として実施する科目のうち、オンラインでの授業回数など一定の要件を満たした科目は開講学部等において「オンライン授業科目」として位置づけています。
  2. オンライン授業科目の履修要件
    オンライン授業科目は、60単位を上限に卒業要件単位数として単位認定されます。60単位を超えて修得したオンライン授業科目は随意科目(卒業要件単位数には含まない)として取り扱います。

<龍谷大学学則>(抜粋)

第25条の2 授業は、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれかにより又はこれらの併用により行うものとする。
2 前項の授業は、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履修させることができる。
3 第34条の規定により卒業の要件として修得すべき単位数のうち、前項の授業の方法により修得する単位数は60単位を超えないものとする。

※感染症や災害の発生等の非常時において、対面での授業実施が困難(一部のみの対面での授業実施を含む)と大学が判断した場合のオンライン授業科目は、卒業要件単位となる単位数の上限(60単位)に含まないことがあります。

(4)オンライン授業を受講するにあたって

オンライン授業は、以下の情報環境を準備した上で受講してください。

  1. 自身所有のパソコン等を利用する
    本学では、ノートパソコンの所有や自宅等でのWi-Fi環境の整備を推奨しています。
    キャンパス内は学内無線LAN(Wi-Fi)が整備されています。ノートパソコン等を持参している学生は、キャンパス内の多くの場所でインターネット接続が可能です。

    <ノートパソコンの推奨環境>

    ・ノートパソコン(カメラ・マイク機能付き
    ※OSはWindows、Macのどちらでも可。ただし、学部によってはMacOSを非推奨・不可としている場合があります。所属学部のページを確認してください。

    ・推奨Webブラウザ:Google Chrome
    ※本学ではMicrosoft社との包括ライセンス契約により、在学中は無料でOfficeソフト(Word, Excel, PowerPointなど)が利用可能です。Office付属のノートパソコンやOfficeのライセンスを用意いただく必要はありません。
    ※学部によってノートパソコンの推奨環境が違いますので、所属学部のページを確認してください。

  2. キャンパス内の施設・機器を利用する
    キャンパス内の施設や機器を利用し、オンライン授業を受講することができます。

    〇スチューデントコモンズでノートパソコンの貸し出しを受ける。【学内利用に限る】
    深草キャンパス:和顔館1階スチューデントコモンズ(ラーニングサポートデスク)
    大宮キャンパス:東黌2階スチューデントコモンズ(PC貸出カウンター)
    瀬田キャンパス:智光館地下1階情報メディアセンター

    〇セルフラーニング室のパソコンを利用する。
    深草キャンパス:5号館3階
    大宮キャンパス:清風館1階
    瀬田キャンパス:3号館地下1階

<ノートパソコン必携化・携帯の推奨について>

龍谷大学では学生の情報処理・情報活用能力の向上を目的としてパソコンを利用する授業を多く実施しています。また、授業時間内外の様々な場面でパソコンを活用することが必要となることから、個人で使用可能なノートパソコンを必ず携帯することとしています。
ノートパソコンの仕様については、以下のウェブサイトを確認し準備してください。

  • 必要なスペックを満たすノートパソコン等をすでに所有している場合は新たに用意する必要はありません。
  • 本学ではMicrosoft社との包括ライセンス契約により、在学中は無料でofficeソフト(Word、Excel、PowerPointなど)が利用可能です。Office付属のノートパソコンやofficeライセンスをご用意いただく必要はありません。

対象:先端理工学部

ノートPC必携化

先端理工学部のノートPC必携化について書かれているページのQRコード画像

(5)オンライン授業科目の確認方法

オンライン授業科目はポータルサイト(履修登録画面)及びWebシラバスにて確認することができます。

Webシラバス

本学履修要項WEBサイトについて書かれているページのQRコード画像

5.授業科目と授業テーマ

「授業科目」は単位を認定する区分を示すものです。この授業科目名のみではどのような内容の授業であるか判断ができないことから、原則として、「授業テーマ」が示されています。
同じ授業科目名で複数クラスが開講されている場合は、特に指定の無い限りどの授業テーマのクラスを履修しても構いません。ただし、単位の認定を受けることができるのは1つの科目に対して1回だけです(授業テーマが異なっていたとしても、同じ授業科目を複数クラス履修することはできません)。
また、「授業科目」を選ぶにあたっては、「シラバス」で講義の進め方、系統的履修の方法等を確認してください。

6.先修制

先修制とは、ある科目を履修する場合に、履修の要件として指定された科目及び単位数の修得を必要とする制度です。これは、その科目の学修成果をより高めるために設けられた「学修の順序」です。
したがって、先修制が設定されている科目とその履修の要件として指定された科目を同一学期に履修することはできません。
先修制が設定されている教養教育科目は次のとおりです。なお、各学部、学部共通コースで設定されている専攻科目は該当ページを確認してください。

対象:深草学舎 ※国際学部除く

<教養教育科目>

授業科目 履修の要件となる授業科目および単位数
ドイツ語Ⅱ,ⅢA~ⅢD 「ドイツ語Ⅰ」(2単位)
フランス語Ⅱ,ⅢA~ⅢD 「フランス語Ⅰ」(2単位)
中国語Ⅱ,ⅢA~ⅢD 「中国語Ⅰ」(2単位)
スペイン語Ⅱ,ⅢA~ⅢD 「スペイン語Ⅰ」(2単位)
コリア語Ⅱ,ⅢA~ⅢD 「コリア語Ⅰ」(2単位)
ドイツ語セミナーⅠA~ⅠD 「ドイツ語Ⅰ,Ⅱ」(計4単位)
フランス語セミナーⅠA~ⅠD 「フランス語Ⅰ,Ⅱ」(計4単位)
中国語セミナーⅠA~ⅠD 「中国語Ⅰ,Ⅱ」(計4単位)
スペイン語セミナーⅠA~ⅠD 「スペイン語Ⅰ,Ⅱ」(計4単位)
コリア語セミナーⅠA~ⅠD 「コリア語Ⅰ,Ⅱ」(計4単位)
ドイツ語セミナーⅡA~ⅡD 「ドイツ語ⅢA~ⅢD」(計4単位)または
「ドイツ語セミナーⅠA~ⅠD」(各2単位)より2科目(計4単位)
フランス語セミナーⅡA~ⅡD 「フランス語ⅢA~ⅢD」(計4単位)または
「フランス語セミナーⅠA~ⅠD」(各2単位)より2科目(計4単位)
中国語セミナーⅡA~ⅡD 「中国語ⅢA~ⅢD」(計4単位)または
「中国語セミナーⅠA~ⅠD」(各2単位)より2科目(計4単位)
スペイン語セミナーⅡA~ⅡD 「スペイン語ⅢA~ⅢD」(計4単位)または
「スペイン語セミナーⅠA~ⅠD」(各2単位)より2科目(計4単位)
コリア語セミナーⅡA~ⅡD 「コリア語ⅢA~ⅢD」(計4単位)または
「コリア語セミナーⅠA~ⅠD」(各2単位)より2科目(計4単位)
ドイツ語コミュニケーションⅡ 「ドイツ語Ⅰ」(2単位)または
「ドイツ語コミュニケーションⅠ」(2単位)
フランス語コミュニケーションⅡ 「フランス語Ⅰ」(2単位)または
「フランス語コミュニケーションⅠ」(2単位)
中国語コミュニケーションⅡ 「中国語Ⅰ」(2単位)または
「中国語コミュニケーションⅠ」(2単位)
スペイン語コミュニケーションⅡ 「スペイン語Ⅰ」(2単位)または
「スペイン語コミュニケーションⅠ」(2単位)
コリア語コミュニケーションⅡ 「コリア語Ⅰ」(2単位)または
「コリア語コミュニケーションⅠ」(2単位)
英語セミナーB1,B2,C1,C2,E1,E2,F1,F2 「英語総合1(A), 1(B), 2(A), 2(B)」(計4単位)
英語セミナーD1,D2,H1,H2,J1,J2 「英語総合1(A), 1(B), 2(A), 2(B) , 3(A), 3(B), 4(A), 4(B)」(各1単位)より4科目(計4単位)
海外中国語研修講座 「中国語Ⅰ,Ⅱ」(計4単位)
ポルトガル語Ⅱ,ⅢA,ⅢB 「ポルトガル語Ⅰ」(2単位)
ロシア語Ⅱ,ⅢA,ⅢB 「ロシア語Ⅰ」(2単位)
ペルシア語Ⅱ 「ペルシア語Ⅰ」(2単位)
対象:瀬田学舎

<教養教育科目>

授業科目 履修の要件となる授業科目および単位数
ドイツ語セミナーⅠA,ⅠB 「ドイツ語ⅠA,ⅠB,ⅡA,ⅡB」の中からいずれか1単位
フランス語セミナーⅠA, ⅠB 「フランス語ⅠA,ⅠB,ⅡA,ⅡB」の中からいずれか1単位
中国語セミナーⅠA, ⅠB 「中国語ⅠA,ⅠB,ⅡA,ⅡB」の中からいずれか1単位
コリア語セミナーⅠA, ⅠB 「コリア語ⅠA,ⅠB,ⅡA,ⅡB」の中からいずれか1単位