予備・事前登録とは、受講者数を調整するため、通常の履修登録(本登録)に先だって行われるものです。予備・事前登録手続きの必要な科目は、この手続きをしなければ受講できません。
有効な履修登録を行うためには、次に定める要件をすべて備えていなければなりません。履修登録はすべて自己の責任において行ってください。
「履修辞退制度」とは、受講者が授業を受けてみたものの、「授業内容が学修したいものと著しく違っていた場合」や「受講者自身が授業について行ける状況にまったくない場合」など、やむを得ない理由がある場合に自分自身の判断で履修を辞退することができる制度のことです。
この制度は、履修登録の確認時における登録不備によって修正が必要となる場合の「履修登録修正」とは異なり、履修登録がすべて確定した後に、上記のような理由によって受講者自身が定められた期間に履修辞退の申し出をすることができるものです。「履修登録修正」は登録情報を「修正」や「取消」するものであり、以前の履歴は一切残りませんが、「履修辞退」は、「履修登録」および「履修辞退」の履歴が記録として残ります。
受講者のみなさんはこの「履修辞退制度」を安易に利用するのではなく、『履修要項』および「シラバス」を熟読して学修計画をしっかりと立て、慎重な履修登録をするよう十分留意する必要があります。
本学が設定する履修辞退の申出期間中に辞退を申し出た場合、当該授業科目の成績評価は行いません。したがって、履修辞退した科目は平均点やGPAの計算対象から除外されるとともに、成績証明書への記載対象からも除外されます。なお、各学期に配付される個人別の成績表には履修履歴および履修辞退履歴として「J」の記号が記載されます。
原則として、開講科目のすべてを「履修辞退」の対象科目としています。
ただし、下記のとおり、カリキュラムの関係において、学部(学科・課程・専攻・コース)で学修する上で“必修としている授業科目”や“予め定員を設け募集した科目”、“本学以外の団体等への手続きにおいて調整が困難である科目”など「履修辞退制度」の対象としない(=履修辞退を認めない)科目を設定していますので、履修登録の際、必ず確認してください。
科目区分 | 備考 |
---|---|
必修科目 | 選択必修科目については、学部(学科・課程・専攻・コース)によって取り扱いが異なる場合があります。 |
事前登録が必要となる科目(注) | 教室の規模や教室の設備、授業の企画規模等にあわせて、予め受講者数の制限を設けて募集した科目については、履修辞退を認めません。 |
「大学コンソーシアム京都」および「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」の単位互換科目として受講している科目 | 本学学生が本学他学部の開講する科目を、左記の2団体が展開する「単位互換科目」として受講している場合、履修辞退を認めません。 |
教育実習、介護等体験に関する科目 | 実習校との事前調整を行う科目であるため、履修辞退を認めません。 |
サマーセッション科目 | 本制度となじまない科目であることから、履修辞退は認めません。 |
その他各学部が設定する科目 | 各学部(学科・課程・専攻・コース)において設定する科目 別表「学部等が設定する履修辞退対象外科目の一覧」のとおり。 |
(注)教養教育科目の「予備登録」が必要となる科目とは異なります。
学部等 | 履修辞退の対象外とする科目 | |
---|---|---|
文学部 | - | |
心理学部 | 生涯発達臨床心理学、ライフサイクルとカウンセリング、家族療法とシステムズアプローチ、目からウロコのコミュニケーション学 | |
経済学部 | 現代と経済、統計学入門、経済学の技法Ⅰ、経済学の技法Ⅱ、入門演習、基礎演習Ⅰ、基礎演習Ⅱ、ミクロ経済学入門Ⅰ、マクロ経済学入門Ⅰ | |
経営学部 | フレッシャーズゼミ、基礎演習 | |
法学部 | 基礎演習、法政入門演習、法政ブリッジセミナー、法政アクティブリサーチ、演習Ⅰ、演習Ⅱ、矯正・保護課程提供科目 | |
政策学部 | 基礎演習Ⅰ・Ⅱ、コミュニケーション・ワークショップ演習、矯正・保護課程提供科目 | |
学部共通コース | 国際関係コース | (注1) |
英語コミュニケーションコース | (注2) | |
スポーツサイエンスコース | 特別演習Ⅰ | |
環境サイエンスコース | 演習Ⅰ、演習Ⅱ(注3)、卒業研究、環境フィールドワーク | |
国際学部 | 国際文化学科 専門演習A・B、卒論演習A・B、国際文化Study projectA~D グローバルスタディーズ学科 グローバルキャリア入門 |
|
先端理工学部 | 全課程: フレッシャーズセミナー、理工学のすすめ、開講曜講時が「集中」である科目(開講される曜日・講時が定まっていない科目) 機械工学・ロボティクス課程: 計算機応用実習、計算力学実習Ⅰ、計算力学実習Ⅱ 環境生態工学課程:環境実習ⅡA、環境実習ⅢA、水環境施設実験、廃棄物・大気環境施設実験 |
|
社会学部 | 社会学科 ①社会教育実習 ②社会共生実習IA~ⅢB ③矯正・保護課程科目 コミュニティマネジメント学科 ①社会教育実習 ②コミュニティマネジメント実習Ⅰ~Ⅲ ③社会共生実習IA~ⅢB ④矯正・保護課程科目 現代福祉学科 ①ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ ②精神保健福祉援助実習 ③精神保健福祉援助実習指導Ⅰ・Ⅱ ④社会福祉調査実習 ⑤社会共生実習IA~ⅢB ⑥矯正・保護課程科目 |
|
農学部 | 入門ゼミや実験・実習科目等は、クラスや班分けを行うため履修辞退をすると授業の運営に影響があることから、履修辞退を認めません。また、キャリア実習等は受け入れ先との事前調整を行うため、履修辞退を認めません。 「入門ゼミ」、「基礎演習Ⅰ」、「基礎演習Ⅱ」、「基礎演習」、「管理栄養士基礎演習」、「農学部キャリア実習A」、「農学部キャリア実習B」、「海外農業体験実習A」、「海外農業体験実習B」、「統計処理実習」、「SDGsと食料農業システム概論」、「スポーツ技術学」、その他、実験・実習系科目 |
|
短期大学部 | 他学部受講科目(本願寺派教師資格科目を含む)、矯正・保護課程提供科目 実技・実習科目(保育士、社会福祉士受験基礎資格に関する実習科目も含む) |
(注1)学部提供演習(卒論・演習論文等を含む)、学部提供科目(選択B群)については、提供学部の設定に準拠します。
(注2)SeminarⅡと卒業研究は同時に履修登録しなければなりませんが、辞退の場合は、SeminarⅡを辞退しても卒業研究を辞退したことにはなりません。卒業研究も辞退する場合は別途手続きしなければなりません。
(注3)第6セメスター履修辞退期間のみ辞退可(第7セメスターは辞退不可)。
履修辞退の申出期間は各学期において1週間程度設けられます。学期はじめの履修説明、ポータルサイト、学生手帳等で確認してください。
履修辞退の申出期間にポータルサイトの「Web履修辞退申請」から申請してください。
受付期間中にポータルサイトを利用した申請ができない理由を有する者は、事前に所属学部教務課に相談してください。
なお、履修辞退を申し出たい科目によっては、事前に所属学部教務課で所定の手続きが必要な場合があります。詳しくは、ポータルサイトのお知らせ等で具体的な手続き方法について確認してください。
履修辞退申出時期 | 科目区分 | 単位数の計算 |
---|---|---|
5月頃 | 前期科目 | カウントします |
通年科目 | 第1学期(前期)分はカウントしますが、第2学期(後期)分はカウントしません | |
第1クォーター科目 | カウントします | |
6月頃 | 第2クォーター科目 | カウントします |
10月頃 | 後期科目 | カウントします |
通年科目 | カウントします | |
第3クォーター科目 | カウントします | |
11月頃 | 第4クォーター科目 | カウントします |
それぞれの科目には配当セメスターが設定されており、設定された配当セメスター以降の履修が可能であることを示しています。