龍谷大学 履修要項

履修の心得

【5】履修登録

3.予備・事前登録

予備・事前登録とは、受講者数を調整するため、通常の履修登録(本登録)に先だって行われるものです。予備・事前登録手続きの必要な科目は、この手続きをしなければ受講できません。

履修登録の予備・事前登録について説明している図

4.履修登録要件

(1)履修登録要件

有効な履修登録を行うためには、次に定める要件をすべて備えていなければなりません。履修登録はすべて自己の責任において行ってください。

  1. 必修科目は、配当されているセメスターに登録してください。
  2. 所属年次に配当されている授業科目以外に下級年次配当の授業科目を登録することができます。ただし、諸事情により不開講となる場合や開講セメスターが変更される場合がありますので注意してください。
  3. 履修登録は授業時間割表に従って登録してください(特に、同一授業科目について複数の担当者がある場合や、週2回授業等の場合は、別段の指示があるので注意してください)。
  4. 重複登録(同一講時に2科目以上の登録をすること)をした場合、当該科目は全て無効となります。
  5. 二重登録(すでに修得した科目(既修得科目)を再度登録すること、および同時に同一授業科目を2科目以上登録すること)をした場合、当該科目は全て無効となります。
  6. 各学期(各セメスター)および各年次において、定められている履修登録制限単位を超えて登録することはできません。

(2)履修登録にあたって注意すべき点

  1. 授業時間割に変更が生じた場合は、ポータルサイトにてお知らせします。
  2. 履修登録にあたって、不明な点があれば、所属学部教務課に相談してください。
  3. Web履修登録画面から、定められた期間内に必ず登録してください。 履修登録手続スケジュールは毎年度変更されますので、ポータルサイト(https://portal.ryukoku.ac.jp/)のお知らせで確認してください。
  4. 受講登録確認表の出力による登録確認
    登録した授業科目は、登録完了後、各自がその場で「受講登録確認表」を出力し、正しく登録されているかどうかを必ず確認してください。受講登録確認表について、不備もしくは質問がある場合は、ただちに、所属学部教務課に申し出てください。また、出力した受講登録確認表は、必ず保管してください。
ポータルサイト Web版 QRコード画像

5.履修辞退制度※受講登録確認時に行う修正とは異なりますので注意してください。

(1)「履修辞退制度」とは

「履修辞退制度」とは、受講者が授業を受けてみたものの、「授業内容が学修したいものと著しく違っていた場合」や「受講者自身が授業について行ける状況にまったくない場合」など、やむを得ない理由がある場合に自分自身の判断で履修を辞退することができる制度のことです。
この制度は、履修登録の確認時における登録不備によって修正が必要となる場合の「履修登録修正」とは異なり、履修登録がすべて確定した後に、上記のような理由によって受講者自身が定められた期間に履修辞退の申し出をすることができるものです。「履修登録修正」は登録情報を「修正」や「取消」するものであり、以前の履歴は一切残りませんが、「履修辞退」は、「履修登録」および「履修辞退」の履歴が記録として残ります
受講者のみなさんはこの「履修辞退制度」を安易に利用するのではなく、『履修要項』および「シラバス」を熟読して学修計画をしっかりと立て、慎重な履修登録をするよう十分留意する必要があります。

(2)履修辞退による成績評価のあり方

本学が設定する履修辞退の申出期間中に辞退を申し出た場合、当該授業科目の成績評価は行いません。したがって、履修辞退した科目は平均点やGPAの計算対象から除外されるとともに、成績証明書への記載対象からも除外されます。なお、各学期に配付される個人別の成績表には履修履歴および履修辞退履歴として「J」の記号が記載されます。

(3)履修辞退できない科目

原則として、開講科目のすべてを「履修辞退」の対象科目としています。
ただし、下記のとおり、カリキュラムの関係において、学部(学科・課程・専攻・コース)で学修する上で“必修としている授業科目”や“予め定員を設け募集した科目”、“本学以外の団体等への手続きにおいて調整が困難である科目”など「履修辞退制度」の対象としない(=履修辞退を認めない)科目を設定していますので、履修登録の際、必ず確認してください。

◆履修辞退対象外科目の一覧

科目区分 備考
必修科目 選択必修科目については、学部(学科・課程・専攻・コース)によって取り扱いが異なる場合があります。
事前登録が必要となる科目(注) 教室の規模や教室の設備、授業の企画規模等にあわせて、予め受講者数の制限を設けて募集した科目については、履修辞退を認めません。
「大学コンソーシアム京都」および「環びわ湖大学・地域コンソーシアム」の単位互換科目として受講している科目 本学学生が本学他学部の開講する科目を、左記の2団体が展開する「単位互換科目」として受講している場合、履修辞退を認めません。
教育実習、介護等体験に関する科目 実習校との事前調整を行う科目であるため、履修辞退を認めません。
サマーセッション科目 本制度となじまない科目であることから、履修辞退は認めません。
その他各学部が設定する科目 各学部(学科・課程・専攻・コース)において設定する科目
別表「学部等が設定する履修辞退対象外科目の一覧」のとおり。

(注)教養教育科目の「予備登録」が必要となる科目とは異なります。

◆学部等が設定する履修辞退対象外科目の一覧

学部等 履修辞退の対象外とする科目
文学部
心理学部 生涯発達臨床心理学、ライフサイクルとカウンセリング、家族療法とシステムズアプローチ、目からウロコのコミュニケーション学
経済学部 現代と経済、統計学入門、経済学の技法Ⅰ、経済学の技法Ⅱ、入門演習、基礎演習Ⅰ、基礎演習Ⅱ、ミクロ経済学入門Ⅰ、マクロ経済学入門Ⅰ
経営学部 フレッシャーズゼミ、基礎演習
法学部 基礎演習、法政入門演習、法政ブリッジセミナー、法政アクティブリサーチ、演習Ⅰ、演習Ⅱ、矯正・保護課程提供科目
政策学部 基礎演習Ⅰ・Ⅱ、コミュニケーション・ワークショップ演習、矯正・保護課程提供科目
学部共通コース 国際関係コース (注1)
英語コミュニケーションコース (注2)
スポーツサイエンスコース 特別演習Ⅰ
環境サイエンスコース 演習Ⅰ、演習Ⅱ(注3)、卒業研究、環境フィールドワーク
国際学部 国際文化学科
専門演習A・B、卒論演習A・B、国際文化Study projectA~D
グローバルスタディーズ学科
グローバルキャリア入門
先端理工学部 全課程:
フレッシャーズセミナー、理工学のすすめ、開講曜講時が「集中」である科目(開講される曜日・講時が定まっていない科目)

機械工学・ロボティクス課程:
計算機応用実習、計算力学実習Ⅰ、計算力学実習Ⅱ
環境生態工学課程:環境実習ⅡA、環境実習ⅢA、水環境施設実験、廃棄物・大気環境施設実験
社会学部 社会学科
①社会教育実習
②社会共生実習IA~ⅢB
③矯正・保護課程科目

コミュニティマネジメント学科
①社会教育実習
②コミュニティマネジメント実習Ⅰ~Ⅲ
③社会共生実習IA~ⅢB
④矯正・保護課程科目

現代福祉学科
①ソーシャルワーク実習Ⅰ・Ⅱ
②精神保健福祉援助実習
③精神保健福祉援助実習指導Ⅰ・Ⅱ
④社会福祉調査実習
⑤社会共生実習IA~ⅢB
⑥矯正・保護課程科目
農学部 入門ゼミや実験・実習科目等は、クラスや班分けを行うため履修辞退をすると授業の運営に影響があることから、履修辞退を認めません。また、キャリア実習等は受け入れ先との事前調整を行うため、履修辞退を認めません。
「入門ゼミ」、「基礎演習Ⅰ」、「基礎演習Ⅱ」、「基礎演習」、「管理栄養士基礎演習」、「農学部キャリア実習A」、「農学部キャリア実習B」、「海外農業体験実習A」、「海外農業体験実習B」、「統計処理実習」、「SDGsと食料農業システム概論」、「スポーツ技術学」、その他、実験・実習系科目
短期大学部 他学部受講科目(本願寺派教師資格科目を含む)、矯正・保護課程提供科目
実技・実習科目(保育士、社会福祉士受験基礎資格に関する実習科目も含む)

(注1)学部提供演習(卒論・演習論文等を含む)、学部提供科目(選択B群)については、提供学部の設定に準拠します。
(注2)SeminarⅡと卒業研究は同時に履修登録しなければなりませんが、辞退の場合は、SeminarⅡを辞退しても卒業研究を辞退したことにはなりません。卒業研究も辞退する場合は別途手続きしなければなりません。
(注3)第6セメスター履修辞退期間のみ辞退可(第7セメスターは辞退不可)。

(4)履修辞退の申出期間

履修辞退の申出期間は各学期において1週間程度設けられます。学期はじめの履修説明、ポータルサイト、学生手帳等で確認してください。

(5)履修辞退の申出方法

履修辞退の申出期間にポータルサイトの「Web履修辞退申請」から申請してください。
受付期間中にポータルサイトを利用した申請ができない理由を有する者は、事前に所属学部教務課に相談してください。
なお、履修辞退を申し出たい科目によっては、事前に所属学部教務課で所定の手続きが必要な場合があります。詳しくは、ポータルサイトのお知らせ等で具体的な手続き方法について確認してください。

(6)留意事項

  1. 通年科目について、5月頃の履修辞退期間中に履修辞退の申し出をした場合は、第2学期(後期)の当該科目の単位数は履修登録制限単位から除外され、カウントされません。また、後期の履修登録がある場合は、履修辞退した科目の同一曜講時にセメスター型の後期開講科目を履修登録することができます。
    なお、履修辞退の申し出による単位数計算は以下のとおりです。
    履修辞退申出時期 科目区分 単位数の計算
    5月頃 前期科目 カウントします
    通年科目 第1学期(前期)分はカウントしますが、第2学期(後期)分はカウントしません
    第1クォーター科目 カウントします
    6月頃 第2クォーター科目 カウントします
    10月頃 後期科目 カウントします
    通年科目 カウントします
    第3クォーター科目 カウントします
    11月頃 第4クォーター科目 カウントします
  2. 履修辞退申し出による授業料(科目等履修生は履修料)の返還はしません。
    なお、単位制学費の対象学生(留年生および社会人)が、通年科目の辞退を第1学期(前期)期間中の履修辞退申出期間に申し出た場合、第2学期(後期)分の授業料は徴収しません。
    また、科目等履修生が、通年科目を第1学期(前期)期間中の履修辞退申出期間に申し出た場合、第2学期(後期)分の履修料は理由の如何にかかわらず返還しません。

6.配当セメスターの考え方

それぞれの科目には配当セメスターが設定されており、設定された配当セメスター以降の履修が可能であることを示しています。

  1. 必修科目は、配当されているセメスターに登録してください。
  2. 配当セメスターにかかわらず、開講期(開講セメスター)は年度により変更することがあります。
  3. 一部の科目については、配当セメスター以外での履修を行うことができないなどの特性があります。詳細は、所属学部教務課にて確認してください。
  4. 9月入学・半期休学等の理由により、科目配当に極端な不利益があると判断されるときは、配当セメスターより前の履修を認めることがあります。ただし、履修登録にあたっては予め所属学部教務課で相談してください。