最終更新日: 2025年1月17日
卒業は、大学が定める教育課程の修了であり、「学士」の学位が授与されます。この認定証が卒業証書(学位記)です。卒業するためには、教育課程(カリキュラム)にしたがって学修し、学部毎に定められた所定の要件を満たすことが必要で、その一環として、124単位以上を修得しなければなりません。
本学において、卒業認定を得ようとする者は、次の2つの要件を満たさなければなりません。
本学の教育課程(カリキュラム)を修了するには、4年以上在学しなければなりません。これは、単なる在籍期間ではなく、学修期間が4年以上必要ということです。したがって、休学等による学修中断の期間は所定在学年数に加えません。
本学の教育課程(カリキュラム)は、授業科目の区分ごとに必修科目、選択必修科目、選択科目、随意科目の別を指定しています(詳細は「教育課程の編成方法」を参照)。この指定と異なる履修をした場合には、いかに多くの単位を修得したとしても卒業の認定を受けることはできません。
科目区分 | 必要単位数 | 必修科目 | 備考•要件 | ||
---|---|---|---|---|---|
①学科外国語科目 | 16 | 英語(Reading)Ⅰ•Ⅱ(4単位)英語(Writing)Ⅰ•Ⅱ(4単位) 英語(Oral Communication)Ⅰ•Ⅱ(4単位) |
学科外国語科目(選択)から4単位 | ||
②教養教育科目 | 4 | 仏教の思想A•B(4単位) | |||
③学科基礎科目 | 16 | リサーチ方法論A•B(4単位) ITリテラシーA•B(4単位) グローバルスタディーズA•B•C•D(8単位) |
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④学科専攻科目 | 44 | 演習 | 10単位 | プロジェクト演習(2単位) 演習Ⅰ•Ⅱ•Ⅲ•Ⅳ(8単位) |
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専攻基礎 | 20単位 | 専攻科目のうち2年次配当の科目 | |||
専攻応用 | 14単位 | 【専攻応用】 ※次の科目から6単位以上を修得すること。(選択必修) 「言語教育政策論」 「Global Englishes and Communication」 「Postcolonialism」 「Sustainability Studies」 「ナショナリズム研究」 「安全保障論」 |
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⑤留学科目 | 22 | ||||
⑥国際学部関連科目 | 12 | グローバル・キャリア入門(登録必修2単位) | |||
⑦フリーゾーン | 10 | ||||
合計 | 124 |
(注) フリーゾーン•国際学部関連科目について
卒業要件124単位の内、各①〜⑥の必要単位を超えた単位数が「フリーゾーン」として認定されます。
なお、②以外は、「フリーゾーン」として認定される前に必要単位を超えた場合、「国際学部関連科目」として、まずは認定されます。
〈参考〉卒業要件とフリーゾーン•国際学部関連科目の流れ
科目区分 | 必要単位数 | 必修•選択科目 |
---|---|---|
①学科外国語科目 | 20 | 1年次:英語週5回または初修外国語週3回+英語週2回(必修•14単位) 2年次:英語週3回または初修外国語週3回(必修•6単位) |
②教養教育科目 | 18 | 仏教の思想A•B(必修•4単位)教養科目(基幹科目) 人文科学系科目(選択必修•2単位)社会科学系科目(選択必修•2単位)自然科学系科目(選択必修•2単位) 選択科目(選択•8単位) |
③学科基礎科目 | 16 | リサーチセミナー I、リサーチセミナ―II (必修•4単位) 選択科目(12単位) |
④学科専攻科目 | 50 | ・リサーチセミナーⅢまたは海外研修(異文化交流)(選択登録必修2単位) ・専門演習A(必修•2単位) ・専門演習B(登録必修)で卒業論文執筆適性を見極める。 【専門演習B合格者】 ・専門演習B(2単位)、卒論演習A(3単位)、卒論演習B(3単位)。 【専門演習B不合格者】 ・国際文化Study Project A〜D(合計8単位)。 ・その他選択科目(40単位以上) |
⑤フリーゾーン | 20 | |
合計 | 124単位以上 |
(注)フリーゾーンについて
卒業要件124単位の内、各①〜④の必要単位を超えた単位数が「フリーゾーン」として認定されます。
〈参考〉卒業要件とフリーゾーンへの流れ
先修制とは、ある科目を履修する場合に、履修要件として指定された科目及び単位数の修得を必要とする制度です。これは、その科目の学修成果をより高めるために設けられた「学修の順序」です。
したがって、先修制が設定されている科目とその履修の要件として指定された科目を同一学期に履修することはできません。先修制が設定されている科目は次のとおりです。
科目名 | 履修要件となる科目名 |
---|---|
演習Ⅰ〜Ⅳ | リサーチ方法論AまたはB |
心理言語学 | グローバルスタディーズA |
応用言語学 | グローバルスタディーズA |
言語教育政策論 | グローバルスタディーズA |
通訳•翻訳研究 A | グローバルスタディーズA |
通訳•翻訳研究 B | グローバルスタディーズA |
English for Global Studies | グローバルスタディーズA |
Global Englishes and Communication | グローバルスタディーズA |
Globalization of Education | グローバルスタディーズB |
Postcolonialism | グローバルスタディーズC |
Sustainability Studies | グローバルスタディーズC |
ナショナリズム研究 | グローバルスタディーズB |
国際政治経済学 | グローバルスタディーズB |
多国籍企業論 | グローバルスタディーズB |
安全保障論 | グローバルスタディーズB |
国際人権論 | グローバルスタディーズC |
グローバリゼーションとエシックス | グローバルスタディーズC |
グローバル市民社会論 | グローバルスタディーズC |
海外キャリア実践Ⅱ | 海外キャリア実践Ⅰ |
ペルシア語セミナーⅡ | ペルシア語セミナーⅠ |
演習Ⅲ | 演習Ⅰ•Ⅱ |
科目名 | 履修要件となる科目名 |
---|---|
ECⅡ-Speaking | ECⅠ-Speaking |
ECⅡ-Writing | ECⅠ-Writing |
ECⅡ-Reading | ECⅠ-Reading |
ECⅢ-Speaking | ECⅡ-Speaking |
ECⅢ-Writing | ECⅡ-Writing |
ECⅢ-Reading | ECⅡ-Reading |
ECⅣ-Speaking | ECⅢ-Speaking |
ECⅣ-Writing | ECⅢ-Writing |
ECⅣ-Reading | ECⅢ-Reading |
ECⅡ-Seminar A | ECⅠ-Seminar A |
ECⅡ-Seminar B | ECⅠ-Seminar B |
※EC:English Communicationの略
科目名 | 履修要件となる科目名 |
---|---|
外国語Ⅱ | 外国語Ⅰ |
外国語Ⅲ | 外国語Ⅱ |
外国語Ⅳ | 外国語Ⅲ |
※フランス語・中国語・コリア語・日本語を「外国語」と表記しています。
科目名 | 履修要件となる科目名 |
---|---|
ペルシア語セミナーⅡ | ペルシア語セミナーⅠ |
ロシア語セミナーⅡ・Ⅲ・Ⅳ | ロシア語セミナーⅠ |
ポルトガル語セミナーⅡ・Ⅲ・Ⅳ | ポルトガル語セミナーⅠ |
〈参考〉先修制について
龍谷大学におけるナンバリングコード体系
国際学部で開講される授業科目にはナンバリングがされています。ナンバリングとは、科目毎に修得することができる学術分野や、科目のレベルを簡明に表したものであり、順次性のある履修計画を立てることを補助し、体系的な学修に繋げるための指標です。
「③分野」一覧表系
略号 | 分野名 | 分野名(日本語) |
---|---|---|
ARS | Area studies | 地域研究 |
ART | Art studies | 芸術学 |
BAB | Basic biology | 基礎生物学 |
CAE | Career | キャリア開発 |
CIL | Civil law | 民事法学 |
CUA | Cultural anthropology | 文化人類学 |
ECO | Economics | 経済学 |
ECP | Economic statistics | 経済政策 |
ENL | Engilish linguistics | 英語学 |
ENV | Environmental conservation | 環境保全学 |
ESS | Education on school subjects and activities | 教科教育学 |
FGN | Foreign language | 外国語修得 |
FLE | Foreign language education | 外国語教育 |
GLS | Global studies | グローバルスタディーズ(複合領域) |
HIS | History | 史学 |
HIT | History of thought | 思想史 |
HLS | Human life science | 生活科学 |
ICC | Intercultural communication | 国際文化学(複合領域) |
ILA | International law | 国際法学 |
INR | International relations | 国際関係論 |
JLE | Japanese language education | 日本語教育 |
JLN | Japanese linguistics | 日本語学 |
LIE | Literature in English | 英米•英語圏文学 |
LIN | Linguistics | 言語学 |
LIT | Literature | 文学 |
LTE | literacy | 基礎リテラシー科目 |
PHA | Physical anthropology | 自然人類学 |
PHI | Philosophy | 哲学 |
POL | Politics | 政治学 |
PUL | Public law | 公法学 |
RES | Religious studies | 宗教学 |
SES | Sustainable and environmental system development | 環境創成学 |
SOC | Sociology | 社会学 |
SOE | Sociology of education | 教育社会学 |
SOP | Social psychology | 社会心理学 |
TOU | Tourism | 観光学 |
TPA | Town planning/Architectural planning | 都市計画•建築計画 |
対象:グローバルスタディーズ学科
スーパーバイザー(Supervisor)とは学修上の相談から留学先の選択まで、グローバルスタディーズ学科で学ぶ上でどんなことでも相談できる担当教員の事です。入学後すぐは1年次に受講する「リサーチ方法論」クラスの担当者がスーパーバイザーとなりますが、2年次はプロジェクト演習担当者、3年次以降は演習の担当者など、担当者は変更となります。
■スーパーバイザーへの相談方法
対象:グローバルスタディーズ学科
グローバルスタディーズ学科では高い英語スコア取得や2年次の海外留学などが必修となります。自己の努力も必要ですが、先輩から助言を得ることが達成の秘訣です。悩みがある場合や壁にぶつかった時に、相談できる先輩がメンター(Mentor)です。
グローバルスタディーズ学科では4名の学生〔メンティー(Mentee)=助言を受ける人〕に2名のペアで先輩のMentorが付き、みなさんのよき相談員となります。
(1) 対象となる学生
(2) メンター制度の意義
みなさんは「スーパーバイザー制度」等により学修が順調に進むように多面的なサポートが受けられます。その中でもこのメンター制度は、上級生がメンターとなり下級生(メンティー)を支援する事で下級生は上級生から助言が得られるだけで無く、上級生は下級生に助言を行う事で社会人として必要になるマネジャーとしての素養を学びます。その他にも4名の学生同士が同じメンターペアにつく事で、チーム内で互いに学びを支えあう環境としています。
〈多角的な学修相談支援体制〉
(3) メンター制度の詳細
①メンター設置方法
メンターは3年次~4年次に1年次~2年次下級生への指導•助言を行います。
②相談内容
「外国語学習方法」「留学先選定」「学生生活」など全般
メンターは自分達の知識外の質問を受けた場合は、同学年の友人•知人に聞く、または知人を紹介する等、メンティーの質問に対して最大限の努力で応えます。
③メンターの選出方法
3年次の「演習Ⅰ」において担当教員が適性のある学生を選出します。
④グルーピング
メンターは2名のペアでメンティーのサポートを行います。メンティーは4名で1グループとし、メンターペアは2グループ(計8名、メンター1名あたり4名のメンティー)を支援します。それぞれの支援ペア/グループは基本的には2年間変わりません。
⑷ 最初の顔合わせ
前期の4月上旬~中旬までの間に、「リサーチ方法論A」の授業がある週の昼休みにすべての1年生とメンターが集まって最初の顔合わせを行います。その場でお互いに連絡先を交換して、具体的な助言方法については相互に話しあって決定します。この日の昼食は各自持参とし、顔合わせとメンター制度の説明のあとは、マッチングされたメンターとメンティーとで一緒に昼食となります。
対象:国際文化学科
国際文化学科生のうち希望者は、1年次から「国際ツーリズムプログラム」(International Tourism Program:ITP)に関する科目を履修できます。所定のITP関連科目および単位数を修得することで、学科が独自に発行するプログラム修了証(certificate)を申請することができます。