龍谷大学 履修要項

【修士課程】【博士後期課程】教育課程・編成実施の方針、カリキュラム(教育課程)と履修方法

最終更新日: 2025年3月19日

2025年度入学生心理学研究科

【修士課程】教育課程・編成実施の方針、カリキュラム(教育課程)と履修方法

★開講科目については、授業科目時間割表を参照してください。

臨床心理学専攻

【教育課程編成・実施の方針】
  • ○臨床心理実践にかかる人間の深い心の世界やコミュニケーション・スキルを探究するための教育課程を編成する。
  • ○高度な臨床心理実践力を身につけるための公認心理師及び臨床心理士の受験資格課程を編成し、研究者としての探究力と臨床心理実践能力の育成を目指した科目をバランスよく配置する。

  • ○「生涯発達」と「関係支援」の2分野を設置し、両分野の知見と実践力を有機的に融合することで、より多角的な視点から研究と臨床実践に関する能力を育成できるようにする。

  • ○公認心理師受験資格課程では、5領域(医療保健、福祉、教育、司法犯罪、産業労働)の科目を中心とし、臨床心理士受験資格課程では、臨床心理面接、臨床心理査定、臨床心理学的地域援助、臨床心理研究の4領域を基軸とした教育課程を編成する。

  • ○基本的な臨床実践、実務的な能力の獲得を目的とした研究科の付置施設「臨床心理相談室」を活用した「臨床心理基礎実習」、「臨床心理実習」を配置し、さらに各実践領域における臨床心理の幅広い知識や理論を修得するため、学外施設で実習を行う「心理実践実習Ⅰ・Ⅱ」を配置する。

  • ○修士論文(課題研究含む)の執筆指導のために「臨床心理学演習Ⅰ・Ⅱ」を開講し、指導教員が研究ならびに履修指導を行う。

【修了要件となる修得単位】

「必修科目」(演習8単位、文献研究2単位)10単位
「選択科目」22単位以上
合計 32単位以上

ただし、修了要件とは別に、「公認心理師受験資格」ならびに「臨床心理士受験資格」を得るために履修すべき科目がありますので、諸課程科目等の履修方法」「公認心理師受験資格課程」「臨床心理士受験資格課程の項目も確認してください。

【授業科目と履修方法】
修了
要件
科目群 開設科目名 単位数 履修方法
必修科目 特論 臨床心理学文献研究 2 2単位必修
演習 臨床心理学演習Ⅰ 4 2科目8単位必修
臨床心理学演習Ⅱ 4
選択科目 特論 ヒューマンライフケア・ケーススタディⅠ 2 左記科目から22単位以上を履修
ヒューマンライフケア・ケーススタディⅡ 2
システムズアプローチ・ケーススタディⅠ 2
システムズアプローチ・ケーススタディⅡ 2
臨床心理学研究法特論 2
心理学研究法特論 2
人格心理学特論(心理的アセスメントに関する理論と実践) 2
学習心理学特論 2
認知心理学特論 2
発達心理学特論 2
産業・労働分野に関する理論と支援の展開 2
家族心理学特論(家族関係・集団・地域社会における心理支援に関する理論と実践) 2
犯罪心理学特論(司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開) 2
精神医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開) 2
心身医学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開) 2
障害者児心理学特論(福祉分野に関する理論と支援の展開) 2
精神薬理学特論(保健医療分野に関する理論と支援の展開) 2
ブリーフセラピー特論 2
心理療法特論 2
臨床心理地域援助特論 2
教育分野に関する理論と支援の展開 2
心理支援に関する理論と実践 2
福祉分野に関する理論と支援の展開 2
心の健康教育に関する理論と実践 2
心理的アセスメントに関する理論と実践 2
臨床心理学特論 4
臨床心理面接特論 4
演習 臨床心理査定演習 4
実習 心理実践実習Ⅰ 4
心理実践実習Ⅱ 4
臨床心理実習指導Ⅰ 1
臨床心理実習指導Ⅱ 2
臨床心理基礎実習 2
臨床心理実習 2

【博士後期課程】教育課程・編成実施の方針、カリキュラム(教育課程)と履修方法

★開講科目については、授業科目時間割表を参照してください。

臨床心理学専攻

【教育課程編成・実施の方針】
  • ①研究者養成コース

    • ○自らの臨床心理実践における課題を設定し、従来の解決策を批判的に検討した独自の研究に取り組み、関連学会での発表及び論文投稿を促すことで、博士論文としてまとめられるように指導する「臨床心理学演習Ⅰ~Ⅲ」を開講する。

    • ○各自の研究テーマに関連する領域を俯瞰し、先行研究のレビューを踏まえ多様な視点が獲得できるように指導する「臨床心理学特殊研究Ⅰ~Ⅲ」を開講する。

    ②高度専門職業人養成コース

    • ○自らがこれまで行ってきた現場での臨床心理実践を振り返るところからはじめ、その再検討の過程を通じて、指導を受ける側の体験のあり方を学び、自らが行う実践者に対する指導のあり方について検討を深められるように指導する「臨床心理事例研究Ⅰ~Ⅲ」を開講する。

    • ○夕方から 夜間 (主に 4~7講時想定) に開講 することで 、社会人が 臨床現場で働きながら学ぶことのできるカリキュラムを編成・実施する。

    ③両コース共通

    • ○研究者、あるいはより高度な専門職業人としての実践能力獲得のために、「臨床心理学特殊研究Ⅰ~Ⅲ」と「臨床心理事例研究Ⅰ~Ⅲ」を開講する。

    • ○指導教員のもとで行われる研究指導だけではなく、複数の博士後期課程担当教員合同で行う研究発表会やケースカンファレンスに出席し、関連学会における研究発表や論文投稿を促す指導を行う。これによって、臨床実践における技能修得と、その実践を客観視することで成立する実践研究それぞれを並行して行い、実践と研究のつながりを深く理解できる高度専門職業人の資質を備えた研究者・実践者として活躍できるように教育課程を編成する。

【修了要件となる修得単位】
必修科目  12単位
選択科目   6単位
合計 18単位以上
【授業科目と履修方法】
修了
要件
科目群 年次 開設科目名 単位数 履修方法
必修科目 演習 1 臨床心理学演習Ⅰ 4 3科目12単位必修
2 臨床心理学演習Ⅱ 4
3 臨床心理学演習Ⅲ 4
選択科目 特殊研究 1 臨床心理学特殊研究Ⅰ 2 左記科目から6単位以上を履修
2 臨床心理学特殊研究Ⅱ 2
3 臨床心理学特殊研究Ⅲ 2
事例研究 1 臨床心理事例研究Ⅰ 2
2 臨床心理事例研究Ⅱ 2
3 臨床心理事例研究Ⅲ 2