最終更新日: 2025年3月10日
専攻 | 学位 | |
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修士課程 |
真宗学専攻 | 修士(文学) |
仏教学専攻 | 修士(文学) | |
哲学専攻 | 修士(文学) | |
教育学専攻 | 修士(教育学) | |
日本史学専攻 | 修士(文学) | |
東洋史学専攻 | 修士(文学) | |
日本語日本文学専攻 | 修士(文学) | |
英語英米文学専攻 | 修士(文学) |
専攻 | 学位 | |
---|---|---|
博士後期課程 |
真宗学専攻 | 博士(文学) |
仏教学専攻 | 博士(文学) | |
哲学専攻 | 博士(文学) | |
教育学専攻 | 博士(教育学) | |
日本史学専攻 | 博士(文学) | |
東洋史学専攻 | 博士(文学) | |
日本語日本文学専攻 | 博士(文学) | |
英語英米文学専攻 | 博士(文学) |
(1)学位授与の方針
①真宗学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 浄土真宗の教義、親鸞の教義を、浄土教理史・真宗教義学・真宗教学史の3分野にわたって広く探究し、真宗教学の真理性を歴史的・思想史的・教義学的視点から解明することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 浄土真宗の教義、親鸞の教義を、浄土教理史・真宗教義学・真宗教学史の3分野を研究することにより、広い視野に立って、真宗教学の真理性を究め、現代社会の諸問題に対応することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 3分野を基軸として、諸文献を書誌学的・思想史的に深く研究し、専門的な知識と高い研究能力を身につけることにより、真宗教学の真理性を学問的に解明することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 3分野を基軸として、諸文献を書誌学的・思想史的に深く研究し、専門的な知識と高い研究能力を身につけることにより、他の学問領域との関連交流をふまえ、真宗教学の真理性を究め、現代社会の諸問題に対応することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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②仏教学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | インド・中国・日本などの諸地域におよぶ仏教学の教学的諸問題を解明することによって、専門的知識と論理的洞察力を修得することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 仏教学の研究を通して得られた専門的知識と論理的洞察力をより深めることによって、異思想や異文化あるいは現代社会の諸問題にも対応できる能力を身につけることができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 仏教学に関する、より高度な専門的知識と研究能力を修得することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 仏教学の研究を通して得られた専門的知識と研究能力をより深めることによって、広い視野に立った分析研究能力を身につけることができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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③哲学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 哲学の文献読解能力に裏づけられた哲学史的教養をそなえ、現代の諸科学や社会の動向に関する知識に基づいて、現代の哲学的諸問題に関する自らの見識を表明することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 哲学の文献読解能力に裏づけられた哲学史的教養をさらに深めるとともに、現代の社会や諸科学の動向にさらに精通し、現代のさまざまな問題に対して自らの見識を表明し、論述することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 専門の文献読解能力に裏づけられた深い哲学史的教養をそなえ、学界の動向をも把握するとともに、現代の諸科学や社会の問題に関する深い関心がその背景にあることがうかがえるような専門的論文を執筆することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 専門の文献読解能力に裏づけられた哲学史的教養をさらに深めるとともに、現代の諸科学や社会の諸問題に対してさらに深い関心をもち、自らの確固とした見識を表明し、論文として発表することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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④教育学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 教育学と教育心理学の領域で、教育の本質・方法や社会・文化との関係、発達や学習などについて、専門的な学識・見識・洞察力を有し、実践的課題に応えることができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 教育学と教育心理学の領域で、課題へのこれまでの見解・取り組みを専門的な学識・見識・洞察力で批判的に検討し、より妥当なデータの収集力と分析力で、課題により、適切に応えることができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 修士課程と同じく2領域において、先行研究の批判的な検討を通して自己の研究主題を確定し、問題の所在や性質を追究・解明するとともに現実の課題にも応えられる新たな知見を見いだせる高度な研究能力を獲得できる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 教育学と教育心理学の領域で、問題の所在や性質を独自の手法で追及・解明して、新たな知見・理論をもって他の研究者とも交流し、課題の解決に貢献できる高度な研究能力を養うことができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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⑤日本史学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 文献史学・考古学・文化財科学・美術史の日本史における諸分野に関する教育・研究を通して、専門知識・技能を修得し、併せて批判的精神を備えた、より確かな歴史認識をもって、社会に貢献することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 専門領域における学説・研究の的確な整理と史資料分析、それを踏まえた考察の文章化をすることで、確固たる歴史認識を獲得し、歴史的主体としての自覚的営為により現代 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 明確な問題意識と学説の批判的継承に基づき、史資料の的確な分析と精緻な論理による研究を行って、高度な専門知識・技能を修得し、確固たる歴史認識の獲得・提供と洞察力とをもって、社会に貢献することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 独自の研究的立場の構築はいうまでもなく、世界史認識と日本史全般の専門的知識とを有し、歴史的主体として現代社会の諸問題に対応できるようになることはもちろんのこと、専門職として社会に貢献できるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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⑥東洋史学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 中国をはじめアジア諸地域の歴史に関する専門的な知識と技能を修得し、広い視野に立ってアジア全体を深く洞察することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 研究対象とする地域の資料・史料に基づいて文献解析を進め、歴史や文化に関する専門知識と技能を高め、確固たる歴史認識を獲得することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | アジア諸地域の歴史・文化に関する高度で専門的な知識と語学力の修得を通じて、広い視野に立ってアジア全体を深く洞察し研究することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 研究対象とする地域の資料・史料に基づいて文献解析を進め、歴史や文化に関する専門知識と語学力を高め、より確固たる歴史認識を獲得し,研究者として学術成果を公表することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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⑦日本語日本文学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 日本の言語と言語文化についての深い学識と高度の研究能力を身につけるとともに、その言語や言語文化を継承し発展させ、新しい言語文化を創造し伝播する能力を高めることができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 日本の言語と言語文化についての深い学識をふまえ、その伝統を発展的に継承するとともに、新たな日本の言語文化の創造に貢献し、その成果を国際化の進行した現代社会に積極的に発信していくことができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 日本の言語と言語文化に関する深遠な学識と独自の見識をもって、その言語や言語文化の継承・発展に寄与し、日本語・日本文学に関する個別の専攻領域で培った最先端の研究能力に基づいて、普遍性ある新たな知見を生み出し、現代社会に貢献していくことができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 日本の言語と言語文化に関する深遠な学識と独自の見識に基づき、その伝統を新たに意義づけ継承するとともに、新たな日本の言語文化の創造に貢献して独創的な成果をあげ、それを国際化の進行した現代社会に発信していくことができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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⑧英語英米文学専攻
課程 | 項目 | 内容 |
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修士課程 | 備えるべき能力 | 英米文学、英語学および英米文化についての深い学識と高度の研究能力を身につけるとともに、国際化する現代社会で活躍できる能力を養うことができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 英米文学や英語学、英米文化の修得で、英語運用能力を伸ばし、英米の風土に培われた文化を日本の文化と比較し、国際化する現代社会に日本から発信することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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博士後期課程 | 備えるべき能力 | 英米文学や英語学、英米文化の修得で、幅広く深い視野から研究対象を捉え、国際化する現代社会の発展に寄与貢献することができる。 |
将来発揮することが期待される能力 | 深く幅広く吸収した英米文化の基盤として英米文学や英語学、英米文化の分野をより掘り下げ、それぞれの分野で教育者や研究者として文化発展に貢献することができるようになる。 | |
学位授与の諸条件 |
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(2)学位論文審査基準
「学位論文審査基準」とは、修士論文・博士論文に求められる条件を示したものです。論文作成にあたり、この基準に留意しながら作成するよう心がけてください。
修士論文
文学研究科 | |
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1)論文テーマの妥当性 (学問的意義・適切性) |
論文テーマに関する問題意識が明確で妥当性があり、学問的意義が適切に認識されていること。 |
2)問題の適切性 | 論文テーマに対して探求すべき問題が適切に設定されていること。 |
3)論理の一貫性 | 論文執筆に際して一貫した論理が展開されていること。 |
4)研究方法 | 論文テーマや問題設定に対応した研究方法が適切に選択されていること。加えて資料(史料)やデータの取扱いが妥当で、分析結果の内容や解釈も適切であること。 |
5)体裁 | 文献引用等が適切に処理され、学術論文としての体裁が基本的に整っていること。 |
6)先行研究との関連性 (参考文献の適切性) |
論文テーマに関する先行研究や文献資料に十分に留意し、自己の観点に基づいて分析を加え、論旨の展開が図られていること。 |
7)独創性(新規性) | 論文テーマの問題設定、研究方法、文献資料、論旨、結論等に独創性が認められること。 |
8)専門性 | 当該研究分野に関する専門基礎知識を修得し、これらを活用したものであること。 |
9)広汎性 | 当該研究分野に関する諸領域に関して幅広い基礎知識を有し、現代社会の要請にも配慮したものであること。 |
10)資質 | 広い視野を備える精深な学識とその専攻分野における研究能力または専門性を要する職業等に必要な能力を有することを立証するに足るものであること。 |
11)その他 | 広い視野に立って得られた当該専攻分野の学術の成果であること。 |
○評価方法 | 100点を満点として60点以上を合格とし、それ以外を不合格とする。 (龍谷大学大学院文学研究科学位論文審査等規程 第4条第2項) |
「特定の課題」審査基準
文学研究科 | |
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1)テーマの妥当性 (学問的意義・適切性) |
テーマに関する問題意識が明確で妥当性があり、学問的意義が適切に認識されていること。 |
2)問題の適切性 | テーマに対して探求すべき問題が適切に設定されていること。 |
3)論理の一貫性 | 問題意識が一貫し、正当かつ適切な手続きをふまえたものであること。 |
4)研究方法 | テーマや問題設定にふさわしい研究方法が選択されていること。また、文献資料やデータの取扱いが妥当であること。 |
5)体裁 | データ・資料等の提示方法などの形式や体裁が整っていること。 |
6)先行研究との関連性 (参考文献の適切性) |
テーマに関する先行研究や文献資料に十分に留意し、自己の観点に基づいて分析を加えていること。 |
7)独創性(新規性) | テーマの問題設定、研究・調査方法等に独創性が認められること。 |
8)専門性 | 当該研究分野に関する専門基礎知識を修得し、これらを活用したものであること。 |
9)広汎性 | 当該研究分野に関する諸領域に関して幅広い基礎知識を有し、現代社会の要請にも配慮したものであること。 |
10)資質 | 広い視野を備える精深な学識と、その専攻分野における研究能力または専門性を要する職業等に必要な能力を有することを立証できるものであること。 |
11)その他 | 広い視野に立って得られた当該専攻分野の学術の成果であること。 |
○評価方法 | 100点を満点として60点以上を合格とし、それ以外を不合格とする。 (龍谷大学大学院文学研究科学位論文審査等規程 第4条第2項) |
博士論文
文学研究科 | |
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1)論文テーマの妥当性 (学問的意義・適切性) |
論文テーマに関する問題意識が明確で妥当性があり、高度な学問的意義が適切に認識されていること。 |
2)問題の適切性 | 当該研究分野に関する研究動向を踏まえ、論文テーマに対して探求すべき問題が適切に設定されていること。 |
3)論理の一貫性 | 論文執筆に際して終始一貫した論理が展開されていること。 |
4)研究方法 | 学術論文の問題設定に対応した高度な研究方法が適切に選択されていること。加えて資料(史料)やデータの取扱いが妥当で、分析内容や解釈も学術論文として適切であること。 |
5)体裁 | 形式的要件が整っており、文献引用等が適切に処理され、学術論文としての体裁が十分に整っていること。 |
6)先行研究との関連性 (参考文献の適切性) |
論文テーマに関する先行研究や文献資料に十分に留意し、自己の観点に基づいて分析を加え、独自の論旨の展開が図ること。 |
7)独創性(新規性) | 論文テーマの問題設定、研究方法、文献資料、論旨、結論等に学術論文としての高度な独創性が認められること。 |
8)専門性 | 当該研究分野に関する高度な専門知識を有し、これらを活用したものであること。 |
9)広汎性 | 当該研究分野に関連する諸領域に関して幅広い基礎知識を有し、現代社会の要請にも配慮したものであること。 |
10)資質 | 広い視野を備える精深な学識とその専攻分野における研究能力または高度の専門性を要する職業等に必要な能力を有することを立証するに足るものであること。 |
11)その他 | 長期間の研究活動によって獲得された当該専攻分野における新たな学術研究の成果であること。 |
○評価方法 | 研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力およびその基礎となる豊かな学識を有することを立証するに足るものであること。研究科委員会は論文審査会を開催し、審査員より当該論文の審査報告を受け、論文の合否について議決する。(龍谷大学大学院文学研究科学位論文審査等規程 第11条、第12条) |
文部科学省より「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(平成26年8月26日改正)」が示され、研究者に加え大学院生に対しても、専攻分野の特性に応じた研究者倫理に関する知識及び技術を身に付けられるよう、適切な機会を設けていくことが義務付けられました。
本学では研究者倫理の重要性に鑑み、研究科の特性に応じた効果的な研究倫理教育として、一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)が提供するeラーニング講座を実施しますので、必ず指定された受講期間内に受講してください。
(1)修了要件
要件 | 内容 |
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①在学期間 |
修士課程に2年以上在学すること。
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②単位要件 |
各専攻で定められた履修方法に従い、所定の科目を32単位以上修得すること。
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③修士論文提出 および「特定の課題」に関する研究報告書の提出 |
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④その他 |
文学研究科委員会が特に必要と認める場合、下記の要件も修了要件に含む。 ○定められた学部科目を指定科目※として課す場合。 ○語学関係科目を指定科目※として課す場合。 |
《臨床心理学専攻のみ》 | |
⑤事例研究論文の提出 | 臨床心理学専攻では、修士論文の提出のほか、事例研究論文をあわせて提出する必要があります。 |
※指定科目について
(2)研究指導
修士論文を作成・提出するにあたって、「龍谷大学大学院文学研究科研究指導要領」の定めに基づき、指導教授による研究指導を受ける必要があります。
研究指導を受けるにあたっては、入学後、速やかに自己の研究題目を選定し、その題目に応じて指導教授を2名ないし3名(指導主任:「指導教授(主)」1名、「指導教授(副)」1名ないし2名)を選ばなければなりません。指導教授を選定した後、「研究指導計画書」に研究計画を記入後、指導教授(主)と充分に相談の上、指導教授に研究指導計画の記入を受ける必要があります。また、指導教授(主・副)の署名・捺印を受けた「研究指導計画書」は、所定の期日までに文学部教務課へ提出し、文学研究科委員会の承認を得なければなりません。なお、「研究指導計画書」は、2年次でも同様に指導教授と相談の上、所定の期日までに提出し、文学研究科委員会の承認を得なければなりません。指導教授の選定にあたっては、下記の要件を充足していることが必要です。
選定要件 | |
---|---|
Ⅰ.指導教授(主) | 原則として、当該専攻の専攻科目の演習・特殊研究担当の専任教員でなければならない。 |
Ⅱ.指導教授(副) | 原則として、文学研究科または文学部の講義担当の専任教員のうちから指導教授(主)の同意を得て、選ばねばならない。 指導教授(主)が、特に必要と認め、かつ研究科委員会が承認した場合、他学部の専任教員を指導教授(副)として選ぶことができる。 |
なお、指導教授の退職や研究題目を変更するなど事由がある場合に限り、指導教授の変更が認められます。変更の場合には、指導教授の同意を経たうえで、必要事項(新たな指導教員の署名・捺印、研究題目)を記入した「研究指導計画書」を提出し、文学研究科委員会の承認を経る必要があります。
研究題目の選定にあたっては、安易に変更しないよう、十分に考慮のうえ、選定してください。
研究指導の届け出に関するスケジュール
研究指導計画書 提出期間 |
(修士課程1年次生)6月下旬 (修士課程2年次生以上)5月下旬 提出場所:大宮学舎文学部教務課 |
(3)修士論文
1)提出資格
以下の要件を充足するものが修士論文提出の有資格者となります
学則に定める「課程修了に必要な外国語等の認定」については、各専攻で開講される「文献研究」の単位を修得あるいは修得見込みであることを条件とする。
文学研究科委員会が必要と認め、定められた学部科目および大学院語学関係科目を指定科目として課す場合は、その単位修得についても提出資格要件として含むものとする。
2)「修士論文題目届」および「修士論文作成研究計画書」の提出
1)の提出資格要件を充足する者は、定められた期間に「修士論文題目届」および「修士論文作成計画書」を提出する必要があります。この届の提出がなければ、修士論文を提出することができませんので、必ず提出してください。「修士論文題目届」および「修士論文作成研究計画書」は、学年始めの履修関連書類配付時に配付します。
修士論文題目届出等に関するスケジュール
修士論文題目届及び 修士論文作成研究計画書 提出 |
5月下旬 提出場所:大宮学舎文学部教務課 |
修士論文題目変更届 提出 | 第Ⅰ期 9月中旬~9月下旬 第Ⅱ期 11月中旬~11月下旬 提出場所:大宮学舎文学部教務課 |
3)「修士論文」および「修士論文要旨」の提出
1)の提出要件を充足し、かつ2)の「修士論文題目届」等を提出した者は、「修士論文」および「修士論文要旨」を提出することができます。したがって、年度途中に修了見込み者でなくなった場合は、提出資格を喪失することとなります。また、修士論文提出後においても、修得単位数未充足等により当該年度での修了ができなくなった場合には、提出した修士論文は無効となります。
①修士論文提出期間
修士論文および修士論文要旨提出研究報告書および研究報告書要旨 (特定の課題:社会人学生)提出 |
1月中旬【提出期間厳守】 提出場所:大宮学舎文学部教務課 |
②修士論文提出について
ア 修士論文ラベルおよび提出用封筒を12月の所定の期間に受けとること。
イ 修士論文は3部提出すること〔指導教授(主・副)あわせて3名以上の場合は、4部提出〕。
ウ 修士論文と修士論文要旨を併せて提出すること。
エ 3部のうち、1部が手書きの場合は、必ず自筆の原稿であること。(シャープペンシルおよび鉛筆書きは不可。)、その他はコピーでも可。ワープロ原稿の場合は、その限りではないが、できるだけ保存用製本分に提出するものについては、可能な限り整ったものを提出することが望ましい。
オ 提出は、1部は大学での保存用製本とするため、クリップ留めのうえ、所定の封筒に封入して提出すること。その他は、市販のペーパーファイルに綴じて提出すること。
カ ペーパーファイルの背表紙には、漢数字で整理番号を記入すること。整理番号は12月中旬にポータルサイトで周知するので確認すること。
キ 論文提出に際しては、口述試問にそなえて各自その控えを1部保管しておくこと。
ク 提出後の差し替え・返却は、理由のいかんに関わらず一切認められないので、十分に注意すること。
ケ その他、修士論文提出に関する詳細の案内については、ポータルサイトで周知するので、注意すること。
③修士論文要旨提出について
ア 修士論文は3部提出すること。〔指導教授(主・副)あわせて3名以上の場合は、4部提出〕
イ 修士論文要旨は、修士論文と一括して提出すること。ただし、ファイルには綴じずに、3部〔指導教授(主・副)あわせて3名以上の場合は、4部〕ともホッチキス止めにして、大学保存製本用修士論文提出用封筒に封入し提出すること。
ウ 要旨は、2,000字から4,000字程度を目安とし、冒頭に「20××年度龍谷大学大学院文学研究科修士論文要旨」と記し、「論文題目」「専攻」「学籍番号」「氏名」を記載すること。要旨本文の前に目次を記載すること(目次は、字数に含まない)。英文による要旨作成についても原則として、上記の規則に従って作成すること。
④修士論文提出様式
ア 修士論文は、手書き等の場合、原則として本学所定の論文様式としますが、ワープロを使用する場合は、各専攻が定める規格様式により提出することができます。
イ 本学所定の論文様式を使用する場合は、以下のとおり制限枚数を設けます。
100枚:真宗学専攻、仏教学専攻、哲学専攻、教育学専攻、日本語日本文学専攻、英語英米文学専攻
200枚:日本史学専攻、東洋史学専攻
ウ 副論文、参考文献等資料を添付する場合は、主論文、副論文、参考文献等資料それぞれに指導教授の認印を中表紙の右下に受けて提出してください。
エ 修士論文にワープロを使用する場合は、次の専攻別規格様式にしたがってください。
専攻 | 規格様式 |
---|---|
真宗学専攻 | ①用紙サイズ:A4<片面印刷>あるいは、A3<1枚2頁(袋綴じ)> |
②設定 ②-1:縦書:1行50字 16行、横書:1行32字 25行 ②-2:余白:左右綴側余白25ミリ以上 ②-3:フォントの大きさ:10.5ポイントを標準とします。 ②-4:頁番号等:下中央 |
|
③その他 註釈などは論文の最後にまとめてください(論文用紙に打つ場合を除く)。その他については自由設定とします。なお本学所定の論文用紙を用いてワープロで打つことも可能です。上記の規格以外の様式を使用する場合は、指導教授と相談の上、定めてください。 |
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仏教学専攻 | ①用紙サイズ:A4<片面印刷>あるいは、A3<1枚2頁(袋綴じ)> |
②設定 ②-1:縦書:1行40字 10行、横書:1行32字 25行 ②-2:余白:縦書(天地各45㎜程度、左右各40㎜程度) 横書(天地各30㎜程度、左右各30㎜程度) ②-3:フォントの大きさ:12 ②-4:頁番号等:頁中央にアラビア数字(1,2・・・)と記入すること。 本文以降に番号をつけること(内表紙・目次には入れない)。 |
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③その他
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哲学専攻 | ①用紙サイズ:A4<片面印刷> |
②設定 ②-1:横書:1行30字 40行 ②-2:余白:上下30ミリ、左右45ミリ ②-3:フォントの大きさ:10.5 ②-4:頁番号等:下中央 |
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③その他 注釈等は論文の最後にまとめてください。 |
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教育学専攻 | ①用紙サイズ:A4<片面印刷> |
②設定 ②-1:横書:1行32字 25行 ②-2:余白:左30ミリ以上、右25ミリ以上、上・下25ミリ以上。 ②-3:フォントの大きさ:10.5~12 ②-4:頁番号等:中央下 |
|
③その他
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日本史学専攻 | ①用紙サイズ:A3<1枚2頁(袋綴じ)>を原則とし、A4サイズ両面印刷も可 |
②設定 ②-1:縦書:1行50字 20行(1000字/頁)横書:1行32字 25行(800字/頁) ②-2:余白:天地各35ミリ、左右各30ミリ ②-3:フォントの大きさ:12ポイント明朝体 ②-4:頁番号等:中央下、算用数字 |
|
③その他
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東洋史学専攻 | ①用紙サイズ:A4<片面印刷> |
②設定 ②-1:縦書:1行40字 10行、横書:1行32字 25行 (1,250行以内、空行を含む。) ②-2:余白:縦書(25㎜~40㎜程度) 横書(上下右左各30㎜程度、但し、綴じる側(左)には綴じ代分として余分に10㎜を取ること。) ②-3:フォントの大きさ:縦書10.5~12ポイント 横書12ポイント ②-4:頁番号等:下中央 |
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③その他(横書)
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日本語日本文学専攻 | ①用紙サイズ:A4<片面印刷>あるいは、A3<1枚2頁(袋綴じ)> |
②設定 ②-1:縦書:1行50字 20行 ②-2:余白:天地各35ミリ、左右各30ミリ ②-3:フォントの大きさ:12P ②-4:頁番号等:中央下 |
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③その他
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英語英米文学専攻 (英語の場合) |
①用紙サイズ:A4<片面印刷> |
②設定 ②-1:横書:1行80 strokes 25行 ②-2:余白:上下左右35mm ②-3:フォントの大きさ:12ポイント ②-4:頁番号等:下中央 |
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③:その他
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英語英米文学専攻 (日本語の場合) |
①用紙サイズ:A4<片面印刷> |
②設定 ②-1:横書:1行40字 25行 ②-2:余白:上下左右35mm ②-3:フォントの大きさ:12ポイント ②-4:頁番号等:下中央 |
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③その他
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4)「特定の課題」について
社会人入学試験を受験して入学した社会人学生は、「特定の課題」についての研究の成果の審査をもって、修士論文の審査に代えることができます。「特定の課題」についての研究成果の審査を受けようとする者は、文学部教務課に相談してください。
5)修士論文および「特定の課題」の審査・成績評価
6)修士論文および「特定の課題」の審査終了後の取り扱い
審査に合格した修士論文および「特定の課題」については、大宮図書館において保管され、閲覧することができます。
修士論文および「特定の課題」の閲覧を希望する場合は、文学部教務課(大宮)に申し出て、文学部教務課で閲覧許可願を受けとり、大宮図書館に持参し、図書館閲覧係に申し出てください。閲覧については、館内での閲覧のみとし、閲覧時間は図書館の指示にしたがってください。
(4)修士論文作成・提出、学位授与に関するスケジュール
年次 | 内容 | 研究指導概要 |
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1年次 | ||
4月上旬 |
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4月上旬~6月下旬 |
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6月下旬 |
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【随時】
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||
3月下旬 |
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2年次 | ||
4月上旬~5月下旬 |
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5月下旬 |
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5月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
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9月中旬~9月下旬 |
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|
●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
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11月中旬 |
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1月中旬 |
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2月上旬 |
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3月中旬 |
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(5)研究指導の方法及び内容
以下の「研究指導計画書」に基づき、研究指導を行います。「(2)研究指導」を熟読の上、必要事項を記入し、指導教授の指導を受けて文学部教務課に提出してください。
(1)修了要件
要件 | 内容 |
---|---|
①在学期間 | 博士後期課程に3年以上在学すること。 ※修業年限は最大6年間 ※休学は連続して2年、通算して3年を超えることはできません。 |
②単位要件 | 各専攻で定められた履修方法に従い、所定の科目を12単位以上修得すること。ただし、指導教授の受講認定※を必ず受けなければなりません。 |
③博士論文の提出および審査 | 1.博士論文提出資格試験に合格し、博士論文を提出 2.審査委員による口述試問 3.審査委員会からの報告を受け、文学研究科委員会で合否を決定 |
(2)研究指導
①指導教授の選定について
博士論文を作成・提出するにあたって、「龍谷大学大学院文学研究科研究指導要領」の定めに基づき、指導教授による研究指導を受ける必要があります。
研究指導を受けるにあたっては、入学後、速やかに自己の研究題目を選定し、その題目に応じて指導教授を2名ないし3名(指導主任:「指導教授(主)」1名、「指導教授(副)」1名ないし2名)を選ばなければなりません。指導教授を選定した後、「研究指導計画書」に研究計画を記入後、指導教授(主)と充分に相談の上、指導教授に研究指導計画の記入を受ける必要があります。また、指導教授(主・副)の署名・捺印を受けた「研究指導計画書」は、所定の期日までに文学部教務課へ提出し、文学研究科委員会の承認を得なければなりません。なお、「研究指導計画書」は、2年次、3年次でも同様に指導教授と相談の上、所定の期日までに提出し、文学研究科委員会の承認を得なければなりません。指導教授の選定にあたっては、下記の要件を充足していることが必要です。
選定要件 | |
---|---|
Ⅰ.指導教授(主) | 原則として、当該専攻の博士後期課程対象の演習担当の専任教授でなければならない。(※専任准教授も可とする。) |
Ⅱ.指導教授(副) | 原則として、文学研究科の講義担当の専任教員のうちから指導教授(主)の同意を得て、選ばねばならない。 指導教授(主)が、特に必要と認め、かつ研究科委員会が承認した場合、他研究科の専任教員を指導教授(副)として選ぶことができる。 |
なお、指導教授の退職や研究題目を変更するなど事由がある場合に限り、指導教授の変更が認められます。変更の場合には、指導教授の同意を経たうえで、必要事項(新たな指導教員の署名・捺印、研究題目)を記入した「研究指導計画書」を提出し、文学研究科委員会の承認を経る必要があります。
②研究経過報告書の提出について
博士論文を提出するまでは、年に1度(1月下旬)「研究経過報告書」(枚数、様式等は指導教授の指示、所定の表紙を添付)を提出しなければなりません。ただし、すでに博士論文提出資格試験に合格している場合は、提出の必要はありません。指導教授(主)が認めれば、学外の学会での発表成果等に代えることができます。
③博士論文作成に向けた研究指導
○指導教授(主)は、その研究指導に必要と認めるときは、文学研究科等の授業科目等の履修を課すことができる。
○博士論文提出資格試験に合格した者は、指導教授とその同意のもとに、必要な研究を行い、論文を作成するものとする。
○必要ある場合には、指導教授(主)の同意と研究科委員会の承認を得て、一定の期間に限り、学外の諸研究機関等において研修することが認められます。ただし、この場合には、所定の様式によって学外研修願いを提出するとともに、定められた期間の終了に当っては、学外研修報告書を提出しなければならない。なお、指導教授(主)は、期間の経過中においても、必要と認めるときは、研修経過報告書等の提出を求めることができる。
○研究生在籍期間の指導については、原則として在学時の指導教授が継続して指導にあたることとなりますが、指導教授の退職等で指導教授をやむを得ず変更しなくてはならない場合は、当該研究生と教授との了解のうえ、博士論文提出資格試験の受験願承認・博士論文提出承諾の際の同意については、変更した教授に承認を受けることができます。
研究指導の届け出に関するスケジュール
研究指導計画書および受講届提出期間 | 5月下旬 提出場所:大宮学舎文学部教務課 |
博士後期課程 研究経過報告書 提出 |
1月下旬 提出場所:大宮学舎文学部教務課 |
(3)博士論文
龍谷大学大学院文学研究科の行う博士論文の審査は、以下のものがあります。
ここでは、課程博士論文の提出にかかる事項について記載します。なお、後者にかかわる審査等については、本学学位規程の定めに基づくものとします。
1)提出資格(課程博士論文に限る)
【2018年度以前博士後期課程入学生対象】
【2019年度以降博士後期課程入学生対象】
2)博士論文提出資格試験
博士論文を提出するためには、本研究科の博士後期課程在学中もしくは大学院学則に定める研究生在籍中に、博士論文提出資格試験に合格する必要があります。この試験は、博士論文提出資格試験受験願提出(博士論文作成計画書提出)後、受験許可後1カ月以内に実施されます。
2018年度以前博士後期課程入学生は、課程博士論文提出を希望する時期(7月・1月)の6カ月前までに受験し、合格しておく必要があります。
また、2019年度以降博士後期課程入学生は、課程博士論文提出を希望する時期(7月)の6カ月前までに受験し、合格しておく必要があります。
なお、2019年度以降博士後期課程入学生のうち、再入学試験(2月上旬)利用者は再入学試験の6カ月前までに受験し、合格しておく必要があります。
①受験願および博士論文作成研究計画書の提出
博士論文作成にあたって、指導教授の指導を受けて、その同意のもとに研究の内容・方法・参考文献などの大綱を記述した博士論文作成「研究計画書」(当該専攻指定の用紙400字詰30枚程度)をまず作成しなくてはなりません。また、指導教授(主、副)【※原則として在学時の指導教授】の承諾を得て、指定部数の研究計画書と博士論文提出資格試験受験願と併せて文学部教務課へ提出してください。
2018年度以前博士後期課程入学生は、論文提出を希望する時期(7月もしくは1月)の7カ月前までに受験を願い出ておく必要があります。
また、2019年度以降博士後期課程入学生は、論文提出を希望する時期(7月)の7カ月前までに受験を願い出ておく必要があります。
なお、2019年度以降博士後期課程入学生のうち、再入学試験(2月上旬)利用者は再入学試験の7カ月前までに受験を願い出ておく必要があります。
②試験について
学位論文提出希望者からの願い出に基づき、文学研究科教務委員会において受験審査が行われ、受験許可後に試験が実施されます。
提出資格試験は、以下のような内容で行われます。
ⅰ.専門に関する筆記試験
指導教授(主、副)の判断により、研究に必要な外国語(但し、母語は除く)を課す場合があります。
ⅱ.博士論文作成研究計画書を中心とする口述試験
③試験結果の承認
試験終了後、指導教授からの報告を受け、文学研究科委員会において提出資格の有無について審議します。試験結果について承認されれば、提出資格が得られることとなります。
3)博士論文の提出
①博士論文の提出時期
2018年度以前博士後期課程入学生は、年2回(7月・1月)です。詳しくは、「【2018年度以前博士後期課程入学生対象】博士論文作成・提出、学位授与に関するスケジュール」および「【2018年度以前博士後期課程入学生対象】学位記授与(課程博士)までの手続きについて」をご参照ください。また、2019年度以降博士後期課程入学生は、「【2019年度以降博士後期課程入学生対象】博士論文作成・提出、学位授与に関するスケジュール」および「【2019年度以降博士後期課程入学生対象】学位記授与(課程博士)までの手続きについて 」をご参照ください。
[2018年度以前博士後期課程入学生対象・提出スケジュールについて]
[3月学位授与の場合]
課程博士論文提出締切 | 学位授与前年の7月下旬(土、日を除く) 提出先:大宮学舎文学部教務課 |
[9月学位授与の場合]
課程博士論文提出締切 | 学位授与と同年の1月下旬(土、日、入試実施日を除く) 提出先:大宮学舎文学部教務課 |
[2019年度以降博士後期課程入学生対象・提出スケジュールについて]
[3月学位授与]
課程博士論文提出締切 (再入学) |
学位授与前年の4月中旬(土、日を除く) 提出先:大宮学舎文学部教務課 |
課程博士論文提出締切 (再入学以外) |
学位授与前年の7月下旬(土、日を除く) 提出先:大宮学舎文学部教務課 |
②提出時必要書類等
③博士論文の書式
博士論文の様式は、原則として修士論文の様式に準じます。詳細については指導教授と相談の上、作成してください。
④提出書類の確認
提出書類に不備がないかを事前に確認します。提出期日の1週間前までに提出予定書類(ⅰ~ⅵ)を文学部教務課(大学院担当)に持参してください。
4)博士論文の審査について
①博士論文の受理
提出された博士論文は、文学研究科委員会の議を経て、学長が受理します。
②博士論文の審査について
○受理された博士論文の審査は、論文提出者の所属する専攻の専門科目の授業担当教授および関連科目の授業担当教授のうちから、当該専攻2名、関連専攻1名をむ3名以上で構成する審査委員会により審査を行います。
○審査は、審査委員による口述試験により行います。なお、口述試験は公開により行います。
③博士論文の合否について
博士論文の合否について、文学研究科委員会のもとにおかれた論文審査会において、審査委員会から論文審査の結果報告を基づき合否について議決を行い、文学研究科委員会へ報告し、承認を得ます。
④修了判定について
文学研究科委員会は、論文審査会での議決報告に基づき、博士後期課程の修了判定を行い、その議決結果を学長に報告し、「修了可」とした者に学位を授与します。
5)博士論文の審査終了後の取り扱い
審査に合格した博士論文については、「龍谷大学学術機関リポジトリ」を介して、インターネットにより公表されます。また、当該学位論文の要旨及び審査報告書についても、「龍谷大学学術機関リポジトリ」を介して、インターネットにより公表されます。
なお、2013年4月1日以前に学位授与された博士論文の閲覧を希望する場合は、図書館閲覧係に申し出てください。閲覧については、館内での閲覧のみとし、閲覧時間は図書館の指示にしたがってください。
6)博士論文の公表について
2013年4月より、「学位規則」が改正され、学位授与された博士論文については、原則としてインターネット等により公表されることが義務づけられました。
このことにともない、下記のとおり公表にかかる手続きが必要となります。
①「博士学位請求論文龍谷大学学術機関リポジトリへの登録に係る同意書」の提出
学位請求論文を提出する際に、学位授与後の公表に同意する文書を文学研究科長に提出してください。学位授与を受けた論文の公表は、「学位規則」等により義務化されていますので、必ず提出してください。
なお、やむを得ない事由により学位論文の全文公表が困難な場合については、龍谷大学学位規程第13条第2項の規定により代替措置の適用を受ける場合には、別途学位授与ののちに手続きを行ってください。
②学位授与後の論文公表に係る手続き
本学より学位が授与された論文については、授与された日から1年以内にインターネットを介して公表しなければなりません。本研究科では、学位を授与された日から1カ月以内に下記のものを提出してください。
《提出物》
ⅰ.論文および論文要旨データ(PDFおよびWORD等の文書データ)
*USB等の媒体に保存のうえ、提出すること。
ⅱ.龍谷大学学術機関リポジトリ申請書
《提出期日》学位を授与された日から1カ月以内
《提出先》文学部教務課
③やむを得ない事由により論文の公表ができない場合
龍谷大学学位規程第13条第2項において「博士の学位を授与された者は、やむを得ない事由がある場合には、本学の承認を受けて、当該博士の学位の授与に係る論文の全文に代えてその内容を要約したものを公表することができる」としています。
博士の学位を授与された者が、やむを得ない事由により論文の公表ができない場合には、文学研究科長宛に公表できない旨の理由書を提出のうえ、文学研究科委員会で取り扱いを審議のうえ、公表の可否について裁定いたします。
なお、代替措置による公表にあたっては、「やむを得ない事由」の解消が将来的に想定される場合には、猶予期間を定めるものとします。
ただし、「やむを得ない事由」が解消した場合および公表の猶予期間を過ぎたときは速やかに全文の公表を行うこととなります。
【手続方法】
★「やむを得ない事由」とは・・・(想定例)
(「学位規則の一部を改正する省令の施行等について(通知)」平成25年3月11日文部科学省高等教育局長通知)より
7)大学院博士後期課程の単位修得満期依願退学について
3年以上在学し、その間正規の研究指導を受け、所定の科目について必要な単位(必修科目12単位以上)を修得し、かつ「研究経過報告書」を提出して、その認定を受けた場合、単位修得による依願退学を願い出ることができます。詳細は、毎年度12月中旬頃にポータルサイトで周知します。
提出期限:1月中旬~下旬(詳細は別途お知らせします)
提出書類
ⅰ.研究経過報告書(在学生と同様の様式で提出)
ⅱ.博士後期課程満期依願退学研究経過報告書評価票
ⅲ.満期依願退学願(本人・保証人の連署・押印が必要)
8)その他博士論文に関する事項
博士論文提出・審査については、関連諸規程(龍谷大学大学院学則、龍谷大学学位規程、龍谷大学大学院文学研究科学位論文審査等規程など)に基づいて行われます。詳細は関連の諸規程も確認してください。
(4)【2018年度以前博士後期課程入学生対象】博士論文作成・提出、学位授与に関するスケジュール
年次 | 内容 | 研究指導概要 |
---|---|---|
1年次 | ||
4月上旬 |
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4月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
|
4月上旬~5月下旬 |
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|
5月下旬 |
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【随時】
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||
~1月下旬 |
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3月下旬 |
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2年次 | ||
4月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
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4月上旬~5月下旬 |
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|
5月下旬 |
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~12月下旬 | ○「博士論文提出資格試験受験願」・「研究計画書」提出 |
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~1月中旬 | ○博士論文提出資格試験受験許可審査(文学研究科委員会) | |
~1月下旬 |
○博士論文提出資格試験受験(①専門筆答、②口述試験) |
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2月上旬 | ○博士論文提出資格試験・受験結果承認(文学研究科委員会) |
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3月下旬 |
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|
3年次 | ||
4月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
|
4月上旬~5月下旬 |
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|
5月下旬 |
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|
~7月末日 | ○「学位申請書」・「博士論文」提出 |
|
9月中旬 | ○ 博士論文受理審査(文学研究科委員会) ○ 審査委員会設置(文学研究科委員会) |
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~12月下旬 | ○公開口述試験 |
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1月中旬~下旬 | ○論文審査会 |
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2月中旬 | ○修了判定(文学研究科委員会) |
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3月中旬 |
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(5)【2018年度以前博士後期課程入学生対象】学位記授与(課程博士)までの手続きについて
【注意】
※1 博士論文提出資格試験の受験は、原則として博士論文提出の6カ月前とする。必要な手続きについては「学位(修士・博士)の取得について」を参照すること。受験願の提出については、原則として博士論文提出の7カ月前までに計画書とともに提出すること。研究計画書は、当該専攻の指定の用紙400字詰30枚程度とする。
※2 提出資格試験の受験許可審査は、試験実施予定日前に行うので、必ず試験日程を指導教員と調整のうえ、決定したうえで申請手続きを行うこと。
※3 博士論文の提出資格を得るためには、①②ともに受験し、合格しなくてはならない。
【注意】
①博士論文提出資格試験は、博士後期課程在学中か研究生在籍中に合格しておかなくてはなりません。
②博士(課程博士)論文は、満期依願退学後は、退学から3年以内に限り提出することができます。これを過ぎると提出する資格が無くなります。指導教員と十分相談のうえ、計画的かつ早めに準備を行うようにしてください。
〈例示〉
満期依願退学時期 | 研究生在籍 | 論文提出期限 |
---|---|---|
2022年3月31日付 | 3年目 | 2025年1月下旬 |
2023年3月31日付 | 2年目 | 2026年1月下旬 |
2024年3月31日付 | 1年目 | 2027年1月下旬 |
③手続きの詳細については、「学位(修士・博士)の取得について」および「各種規程等」を参照してください。また、不明点があれば、文学部教務課(大学院担当)まで相談してください。
④提出に関する書類は、文学部教務課で配付しています。
(6)【2019年度以降博士後期課程入学生対象】博士論文作成・提出、学位授与に関するスケジュール
博士論文作成・提出、学位授与については、博士後期課程標準修業年限内(3年以内)を基本とします。
年次 | 内容 | 研究指導概要 |
---|---|---|
1年次 | ||
4月上旬 |
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4月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
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4月上旬~5月下旬 |
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5月下旬 |
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【随時】
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~1月下旬 |
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3月下旬 |
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2年次 | ||
4月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
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4月上旬~5月下旬 |
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5月下旬 |
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~12月下旬 | ○「博士論文提出資格試験受験願」・「研究計画書」提出 |
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~1月中旬 | ○博士論文提出資格試験受験許可審査(文学研究科委員会) | |
~1月下旬 |
○博士論文提出資格試験受験(①専門筆答、②口述試験) |
|
2月上旬 | ○博士論文提出資格試験・受験結果承認(文学研究科委員会) |
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3月下旬 |
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3年次 | ||
4月~ | ●各専攻(学科・専攻附置の学会等)での中間発表 |
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4月上旬~5月下旬 |
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5月下旬 |
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~7月末日 | ○「学位申請書」・「博士論文」提出 |
|
9月中旬 | ○博士論文受理審査(文学研究科委員会) ○審査委員会設置(文学研究科委員会) |
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~12月下旬 | ○公開口述試験 |
|
1月中旬~下旬 | ○論文審査会 |
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2月中旬 | ○修了判定(文学研究科委員会) |
|
3月中旬 |
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(7)【2019年度以降博士後期課程入学生対象】学位記授与(課程博士)までの手続きについて
博士論文作成・提出、学位授与については、博士後期課程標準修業年限内(3年以内)を基本としますが(「【2019年度以降博士後期課程入学生対象】博士論文作成・提出、学位授与に関するスケジュール」参照)、やむを得ず、博士後期課程在学時に博士論文の作成・提出ができなかった場合は、以下のとおり対応することで「課程博士」の学位を授与できるものとします。
※ 下記に記載の【注意】もよく確認してください。
【注意】
◆課程博士の学位授与に係る想定パターン
(例)11セメに再入学するパターン
(8)研究指導の方法と内容
以下の「研究指導計画書」に基づき、研究指導を行います。「(2)研究指導」を熟読の上、必要事項を記入し、指導教授の指導を受けて文学部教務課に提出してください。