龍谷大学 履修要項

「教育理念・目的」「学位授与の方針」「教育課程編成・実施の方針」

最終更新日: 2025年1月27日

2024年度入学生経済学研究科

経済学研究科の教育理念・目的

経済学研究科は、世界と地域社会における対話と共生に基づく平和と発展に貢献することを目指して、世界に対する深い理解と創造的な理論構築あるいは応用分析の能力を備えた研究者、高邁な理想と経済学的知識に裏打ちされた高い実践能力を持つ専門職業人等を育成することを目的とする。

◆経済学専攻 教育理念•目的

修士課程は、激変する現代社会の諸問題に応えることができる人材の育成を目標とし、特に世界に対する深い理解と創造的な理論構築あるいは応用分析の能力を備えた研究者、高邁な理想と経済学的知識に裏打ちされた高い実践能力を持つ専門職業人等の人材を育成する。

博士後期課程は、修士課程における学修による深い学識と研究能力の基礎の上に立って、専門分野における研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目標として、国際的水準の創造的研究を実現できる研究者等の人材を育成する。

学位授与の方針

〔大学院学生に保証する基本的な資質〕

⟨経済学研究科修士課程⟩

備えるべき能力

  • ○世界に対する深い理解•知識を養うことができる。

  • ○応用分析の能力を身につけ、説得的に発信できる。

  • ○世代や地域を越えて自分の意見を述べ、お互いを理解することができる。

将来発揮することが期待される能力

  • ○創造的な理論構築ができるようになる。

  • ○高邁な理想と経済学的知識に裏付けされた高い実践能力を有することができるようになる。

  • ○課題を解決するための分析提案能力を持つことができるようになる。

⟨経済学研究科博士後期課程⟩

備えるべき能力

  • ○専攻分野について研究者としての知識を養うことができる。

  • ○自立して研究活動をおこなうに必要な高度の研究能力及び、その基礎となる豊かな学識を養うことができる。

  • ○構造的に分析し、課題解決提案能力を身につけることができる。

将来発揮することが期待される能力

  • ○国際的水準の創造的研究をおこなうことができるようになる。

  • ○自律的にかつ持続的に研究活動をおこなうことができるようになる。

  • ○最適な理論や手法を用い、独創的な論文作成あるいは提言ができるようになる。

〔学位授与の諸要件〕

⟨経済学研究科修士課程⟩

  • ○修士課程に1年もしくは2年以上在学すること。

  • ○正規の授業を受け所定の科目について32単位以上を修得すること。

  • ○合同演習で合計2回以上の研究発表を行うこと。

  • ○龍谷大学経済学研究科 研究指導•学位論文•課題研究規程に基づき、必要な研究指導を受けた上、修士論文ないしは課題研究を提出し、その口述試験に合格すること。

⟨経済学研究科博士後期課程⟩

2023年度以前入学生

  • ○博士後期課程に3年以上在学すること。

  • ○正規の授業を受け所定の科目について12単位以上を修得すること。

  • ○2本以上の論文公表をおこなうこと。

  • ○合同演習で合計3回以上の研究発表を行うこと。

  • ○龍谷大学経済学研究科 研究指導•学位論文•課題研究規程に基づき、必要な研究指導を受けた上、博士論文を提出し、その口述試験に合格すること。

2024年度入学生
次の6つの条項すべてを満たすこと。

1)博士後期課程に3年以上在学すること。

2)次の12単位を修得していること。
特殊演習Ⅰ(4単位)、特殊演習Ⅱ(4単位)、特殊演習Ⅲ(4単位)

3)所定の期日に博士論文を提出し、その口述試験に合格すること。

4)博士論文提出時に査読付学術誌(龍谷大学経済学会『経済学論集』を含む)で掲載が許可された論文を1編以上作成していること。なお、共著論文の場合、その執筆に関して主たる貢献をしたものとする。

5)博士論文提出時にそのテーマと専門を同じくする学会で報告を1回以上行っていること。
国費外国人留学生等で学会での報告が難しい場合は研究科委員会が認める代替的な報告会で1回以上報告すること。

6)博士論文提出時に合同演習で合計3回以上の研究発表を行っていること。
※合同演習発表時と論文提出時で、論文のテーマが異なる際には、再度の発表を求めることがあります。

教育課程編成・実施の方針

〔経済学研究科修士課程〕

研究者に求められる世界に対する理解と理論構築や応用分析の能力を養い、あるいは高度職業人に必要とされる高邁な理想と学問的知識に裏打ちされた実践能力を育てることを目指す。そのために経済学総合研究プログラムを設置し、体系的な教育課程を編成する。

  • ○「学位授与の方針」に示した資質等を獲得するため、経済学総合研究プログラムには、研究者育成のためのリサーチ•ワークと高度職業人育成のためのコース•ワークを設置する。
    コース•ワークはそれぞれの理論と応用分析能力を体系的に修得することを目的に編成され、所属生には課題研究作成の指導をおこなう。課題研究は、コース•ワークにおいて必要な理論とその応用能力を獲得したことを示すためのものである。
    リサーチ•ワークでは、所属生が研究者の社会的使命を自覚し、理論と応用能力を身につけ、かつそれを学術的な論文に結実させるための指導をおこなう。そのために、演習指導および副指導教員が研究目的にてらして、適切かつ体系的な受講、合同演習での発表、修士論文あるいは課題研究作成の指導をおこなう。
    なお、学生はリサーチ•ワークとコース•ワークの選択を、指導教員の指導の下で変更することができる。

  • ○上記のプログラムにあわせて、他研究科と共同運営するアジア•アフリカ総合研究プログラムに所属することができる。アジア•アフリカ総合研究プログラムの教育課程編成•実施の方針については、別途に方針を定める。

⟨アジア・アフリカ総合研究プログラム⟩
  • ○「学位授与の方針」に示した資質等を獲得するため、初年度に「プログラム特別演習」を実施する。また、三研究科(法学研究科、経済学研究科、国際学研究科)における専門能力を修得し、アジア•アフリカ地域研究に必要な知識•能力を得るため、研究科を横断した科目群を設け、体系的な教育プログラムを編成する。

  • ○フィールド調査能力強化のため、フィールド調査費補助制度を設け、積極的なフィールド調査支援を行うとともに、最終的にその成果を修士論文にまとめるよう指導する。(修士号取得のための指導は、各研究科の教育課程編成に従って実施する。)

  • ○プログラムの教育的統合性を維持•強化するため、通常の運営プロセスに加えて、教員及び院生の研究発表、意見交換、各種ワークショップ、またはフォーラムを随時開催する。

〔経済学研究科博士後期課程〕

博士後期課程においては、修士課程における学修により培われた深い学識と研究能力を基礎に、専攻分野において、国際的水準の研究を自立して遂行できる研究者および学識ある高度専門的職業人の育成をめざす。研究者および高度専門的職業人に求められる世界への深い理解と創造的な理論構築、高度な応用分析の能力を養うため、以下のように教育課程を編成し、実施する。

  • ○全ての学生に対し演習指導および副指導教員を配置し、3年間にわたる「特別演習」を設け、研究遂行能力の向上や論文作成に向けた総合的な指導にあてる。具体的には、「研究計画書」や、「研究•学修成果報告書」にもとづき、研究目的に照らして適切で体系的な履修、年1回の合同演習での発表、学会発表や学会誌など学術雑誌への投稿による研究成果の公表などを通じて、博士論文作成に向けて計画的に指導する。

  • ○研究遂行能力の向上や論文作成を支援するために、「研究ワークショップ」や学内の研究会など、研究成果を発表する機会を設け、専攻または関連分野の教員の集団的•多角的な指導を受けることができる。

  • ○フィールド調査、学会発表など学外での学問的な研鑽を奨励•支援するため、フィールド調査補助費、学会報告奨励金を給付する。

大学院の「カリキュラム」および「学位授与までのプロセス」マップ

【修士課程】経済学研究科経済学専攻

  • 指導教員は1名とし、演習を担当する。指導教員が必要と認める場合に限り、副指導教員を定め、副演習を担当する。
  • 大学院他研究科や放送大学の開講科目等を履修することを認め、単位として認定する。また、入学前の単位修得(他大学研究科•本学他研究科での修得単位)を認定する。上限単位数の設定あり。

【博士後期課程】経済学研究科経済学専攻

  • 指導教員は1名とし、特殊演習を担当する。
  • 本学他研究科の開講科目を履修することを認める、ただし、修了要件単位としての認定はおこなわない。

龍谷大学大学院経済学研究科は5年を標準修学年限とする経済学専攻の博士課程です。この課程は、前期2年と後期3年に区分されます。

前期2年の課程は一般的に博士前期課程といわれますが、学則上は修士課程として取り扱われます。後期3年の課程は博士後期課程です。

なお、修士課程の最長在学年数は5年、博士後期課程の最長在学年数は6年です。

経済学研究科博士後期課程における学位授与状況 2024年3月31日現在 課程博士36名 論文博士2名

2024年度 大学院経済学研究科 学年暦

4月 1日(月) 学年始∕入学式
8日(月)~12日(金) 履修登録期間
受講届提出期間 〔4月新入生〕指導教員届提出期間
〔前年度9月入学生〕分野の届出期間
9日(火) 第1学期(前期)授業開始
12日(金) 9月修了博士論文題目届提出日
15日(月) お逮夜法要(以後、毎月15日に実施 ※5月・6月・8月・9月・12月・2月・3月を除く)
29日(月) 昭和の日(授業実施日)
中旬~ 研究計画書提出期間
5月 15日(水) 降誕会(5講時以降休講)
20日(月) 9月修了博士論文提出日
21日(火) 9月修了修士論文•課題研究の題目提出日創立記念日•降誕会
25日(土) 5講時以降水曜日7回目分授業実施
6月 中旬 合同演習(前期)
7月 10日(水) 9月修了修士論文•課題研究の提出日
24日(水)、25日(木) 集中補講日
29日(月) 第1学期(前期)授業終了
中旬~ 9月修了修士論文•課題研究の審査•口述試験期間
学修成果報告書提出期間
8月 7日(水)~9月7日(土) 夏期休業
11日(日)~18日(日) 一斉休暇
26日(月)~31日(土) サマーセッション①
9月 2日(月)~7日(土) サマーセッション②
中旬 後期特別専攻生•研究生受付
18日(水) 9月学位記授与式•入学式
19日(木) 第2学期(後期)授業開始
中~下旬 履修登録修正期間 〔1年次生〕分野の届出期間
(〔9月新入生〕は受講届•指導教員届提出期間)
下旬~ 研究計画書提出期間
10月 2日(水) 3月修了博士論文題目届提出日
14日(月) スポーツの日(授業実施日)
18日(金) 報恩講(全学終日休講)
26日(土)~27日(日) 龍谷祭⟨瀬田⟩(26日全学終日休講)
11月 2日(土)~4日(月) 龍谷祭⟨深草⟩(2日全学終日休講)
中旬 合同演習(後期)
18日(月) 3月修了博士論文提出日
3月修了修士論文•課題研究の題目提出日
12月 25日(水)~1月5日(日) 冬期休業
29日(日)~1月5日(日) 一斉休暇
1月 6日(月) 授業再開
10日(金) 3月修了修士論文•課題研究の提出日
16日(木) 集中補講日
20日(月) 第2学期(後期)授業終了
下旬~ 3月修了修士論文•課題研究の審査•口述試験期間
学修成果報告書提出期間
2月 3日(月)~3月31日(月) 春期休業
下旬~ 次年度前期特別専攻生•研究生受付
3月 15日(土) 学位記授与式
31日(月) 学年終

上記日程に変更が生じた際は、ポータルサイト等で連絡します。
お逮夜法要の実施日は、2講時終了時間を15分切りあげて開講します。