最終更新日: 2025年1月28日
政策学部では,さまざまな科目が一定のカリキュラム(教育課程)に沿って展開されていますが,これらの科目は大きく「教養教育科目」と「専攻科目」の二つに分けることができます。
「教養教育科目」は,「仏教の思想」科目,「言語科目」,「教養科目」で構成されています(詳細は「教養教育科目の教育目的および履修方法」を参照)。
一方,「専攻科目」とは,政策学を専門的に学修するための科目です。「専攻科目」については,学修課程上の区分また,必修科目等の履修上の区分でそれぞれ分かれています(詳細は「政策学部専攻科目の教育目的および履修方法」を参照)。
政策学部では,みなさんが政策学の基礎から段階を追って学修できるようなカリキュラムを採用しています。4年間の教育システムは以下のとおりです。
1年次 | 第1セメスター (1年次前期) |
仏教の思想,外国語をはじめとする教養教育科目および専攻科目のうち専攻導入科目及び専攻基本科目を中心に学修を進めます。「基礎演習Ⅰ」では,レジュメの作り方や資料の探し方,討論・発表の方法など,大学での学修に必要不可欠なノウハウを身につけます。 なお,教養教育科目は,1・2年次を中心に計画的に履修してください。 |
第2セメスター (1年次後期) |
仏教の思想,外国語,教養科目および専攻導入科目及び専攻基本科目を中心に学修を進めます。必修科目「政策学を学ぶB」では,具体的事例を通して,政策学の学びの基礎を身につけ政策学への関心を高めてもらいます。また,「基礎演習Ⅱ」では,学期末にクラス対抗の合同討論会を開催。クラスサポーターからのアドバイスを受けながら,政策学部での1年間の学修の成果を存分に発揮してください。 | |
2年次 | 第3セメスター (2年次前期) |
外国語,教養科目および専攻科目のコース総論科目及び専攻基本科目を中心に学修を進めます。「コミュニケーション・ワークショップ演習」では,学修の基礎になる対話・議論の能力を身につけます。第4セメスターから始まる「演習」および「コース」の選択を行うのもこの時期となります。 |
第4セメスター (2年次後期) |
外国語,教養科目および専攻科目の「演習Ⅰ」,各コースコア科目を中心に学修を進めます。各自の所属するコースや演習のテーマに沿った,系統的な履修を心がけてください。 | |
3年次 | 第5セメスター (3年次前期) |
専攻科目の「演習Ⅰ」,各コースコア科目を中心に学修を進めます。3年次生はもっとも学力が伸びる時期です。政策学のより専門的な科目の履修が始まり,戸惑うこともあるでしょうが,チューター制度やオフィス・アワーなどの教育支援制度を利用しながら,積極的に学修に励んでください。 |
第6セメスター (3年次後期) |
専攻科目の「演習Ⅰ」のまとめとなる重要な時期であり,各コースコア科目を中心に自らの専門性を伸ばす学修を進めます。卒業研究も意識して,テーマ設定や調査などを進め始めるだけでなく,討論会や政策コンテストへの参加など,「演習Ⅰ」のまとめとして幅広い学修の成果を発揮する機会が用意されています。 | |
4年次 | 第7セメスター (4年次前期) |
専攻科目の「演習Ⅱ」,各コース科目をはじめ,大学院と合同で開講される発展的な科目など,より専門的な学修を進めながら,4年間の集大成として卒業研究を作成します。また,就職活動など,皆さんのさまざまな可能性を具現化していく時期でもありますから,有意義な1年となるよう前向きに取り組んでください。 |
第8セメスター (4年次後期) |
政策学部では,「〜を学ぶ」という共通の名称を持つ科目を開設します。これらの科目は,政策学部の幅広い学問領域を概観しつつ,今後,自らが学びたい分野を選択する手がかりとなるよう概論や基礎を学ぶ科目です。積極的に履修してください。
配当セメスター | 「学ぶ」シリーズ 開設科目 |
---|---|
第1セメスター | 現代社会の市民性を学ぶ,情報処理を学ぶ |
第2セメスター | 政策学を学ぶ,持続可能性と共生を学ぶ |
この科目群は,政策学部における教養教育と専門教育をつなぎ,公共性を深く理解し,高い市民性を身につけた自主的な個人を育てる市民性教育の科目です。地球規模の広い視野から社会の一員としてどのように公共に寄与していくのかを考えるための知識・視点を段階的に学びます。
配当セメスター | グローバル・シチズンシップ・エデュケーション科目 |
---|---|
第2セメスター | グローバル・シチズンシップ・エデュケーションA(公共性・コミュニティ) |
第3セメスター | グローバル・シチズンシップ・エデュケーションB(民主主義) |
第4セメスター | グローバル・シチズンシップ・エデュケーションC(平和構築) グローバル・シチズンシップ・エデュケーションD(人間の安全保障) |
政策学部では,履修の手引きとして「政策力ナビ」を設定しています。政策力ナビとは,政策学部で身につけてもらいたい基本的資質について説明するとともに,その資質を身につけるための科目を一覧にまとめたものです。
詳細は「政策力ナビ」に掲載しておりますので,この「政策力ナビ」を具体的な履修の手懸かりとして,適切な履修による学修を進めてください。
卒業は,大学が定める教育課程の修了であり,「学士」の学位が授与されます。この認定証が卒業証書(学位記)です。卒業するためには,教育課程(カリキュラム)にしたがって学修し,学部毎に定められた所定の要件を満たすことが必要で,その一環として,124単位以上を履修しなければなりません。
本学において,卒業認定を得ようとする者は,次の3つの要件を満たさなければなりません。
本学の教育課程(カリキュラム)を修了するには,4年以上在学しなければなりません。これは,単なる在籍期間ではなく,学修期間が4年以上必要ということです。したがって,休学等による学修中断の期間は所定在学年数に加えません。
卒業するためには,教育課程(カリキュラム)にしたがって学修し,学部ごとに定められた所定の要件を満たすことが必要で,その一環として,124単位以上を履修しなければなりません。(「卒業要件表」を参照してください。)
本学の教育課程(カリキュラム)は,授業科目の区分ごとに必修科目,選択必修科目,選択科目,随意科目の別を指定しています。(詳細は「教育課程の編成方法」を参照)。この指定と異なる履修をした場合には,いかに多くの単位を修得したとしても卒業の認定を受けることはできません。
本学政策学部の教育課程(カリキュラム)は,各コースによって卒業要件が決められています。この要件と異なる履修をした場合には,いかに多くの単位を修得したとしても卒業の認定を受けることはできません。
各コースの卒業要件には,教養教育科目または専攻科目等からのどちらからでも認定できる履修要件が定められています。これをフリーゾーンといいます。
このフリーゾーンは,各コースによって認定単位数が異なりますので,注意してください。
各コースの卒業要件は下表のとおりです。
※注 教養科目は自由に選択できますが,選択必修として「人文科学系科目」「社会科学系科目」「自然科学系科目」に設置されている基幹科目(学びの入門となる科目や諸学の基本を学ぶ科目)の中から各1科目以上(2単位以上)修得する必要があります。
先修制とは,ある科目を履修する場合に,履修の要件として指定された科目及び単位数の修得を必要とする制度です。これは,その科目の学修成果をより高めるために設けられた「学修の順序」です。
したがって,先修制が設定されている科目とその履修の要件として指定された科目を同一学期に履修することはできません。先修制が設定されている科目は次のとおりです。
授業科目 | 履修の要件となる授業科目および単位数 |
---|---|
放送メディア論B | 放送メディア論A |
政策実践・探究演習ⅡA(国内) | 政策実践・探究演習ⅠA(国内)(4単位) |
政策実践・探究演習ⅡB(国内) | 政策実践・探究演習ⅠB(国内)(4単位) |
政策実践・探究演習ⅡA(海外) | 政策実践・探究演習ⅠA(海外)(4単位) |
政策実践・探究演習ⅡB(海外) | 政策実践・探究演習ⅠB(海外)(4単位) |
政策学部で開設される授業科目には,グレイドナンバーが付されています。これは,科目のレベルを簡明に表示したものです。
みなさんは学修計画の設計にあたって,これを参考にしてください。
科目ナンバリングとは,授業科目に適切な番号を付し分類することで,学修の段階や順序等を表し,教育課程の体系性を明示する仕組です。詳細は,別途記載の開設科目一覧を確認してください。
大学での学修は,卒業要件を満たすだけでは十分とはいえません。そこで系統だった学修のために,政策学部ではコース制を採用しています。
政策学部の学生は,政策学部内コース,または,政策学部・法学部・経済学部・経営学部を対象に開設されている学部共通コースの中から,必ずいずれかのコースに所属しコースに応じた卒業要件を満たさなければなりません。なお,所属の学部学科を問わずいずれのコースも選択可能です。
コース制は第4セメスターより開始されますので,第3セメスターにおいて,いずれのコースに所属するかを決定する必要があります。