龍谷大学 履修要項

経済学部の教育目的および履修方法

最終更新日: 2025年1月16日

2024年度入学生経済学部

【1】卒業要件単位および学士号

卒業は、大学が定める教育課程の修了であり、「学士」の学位が授与されます。この認定証が卒業証書(学位記)です。卒業するためには、教育課程(カリキュラム)にしたがって学修し、学部毎に定められた所定の要件を満たすことが必要で、その一環として、124単位以上を修得しなければなりません。

卒業の要件

本学において、卒業認定を得ようとする者は、次の2つの要件を満たさなければなりません。

(1)所定在学年数

本学の教育課程(カリキュラム)を修了するには、4年以上在学しなければなりません。これは、単なる在籍期間ではなく、学修期間が4年以上必要ということです。したがって、休学等による学修中断の期間は所定在学年数に加えません。

(2)所定単位の修得

本学の教育課程(カリキュラム)は、授業科目の区分ごとに必修科目、選択必修科目、選択科目、随意科目の別を指定しています(詳細は「教育課程の編成方法」を参照)。この指定と異なる履修をした場合には、いかに多くの単位を修得したとしても卒業の認定を受けることはできません。

卒業要件単位数

(注1)教養教育科目の詳細は、「教養教育科目開設科目」を参照してください。
(注2)教養教育科目「選択科目」には、次の科目の単位が集計されます。

  • 「仏教の思想」科目の選択科目(歎異抄の思想Ⅰ、歎異抄の思想Ⅱ)
  • 言語科目の選択外国語科目
  • 教養科目の選択科目(基幹科目以外)※スポーツ科学系科目はすべて選択科目

(注3)教養科目の基幹科目の修得単位数が卒業要件単位数を超過した場合、超過した単位数は教養教育科目「選択科目」に集計されます。
(注4)学部専攻科目の詳細は、「学部専攻科目 開設科目」を参照してください。
(注5)経済学の基礎Ⅰ、経済学の基礎Ⅱ及び所属学科科目の各区分における修得単位数が卒業要件単位数を超過した場合、超過した単位数は学部専攻科目「選択科目」に集計されます。
(注6)教養教育科目及び学部専攻科目の各区分における修得単位数が卒業要件単位数を超過した場合、超過した単位数はフリーゾーンに集計されます。このフリーゾーンについては、教養養育科目と学部専攻科目の中から、それぞれの履修要件にしたがって選択し、修得してください。

※学部共通コース(国際関係コース、英語コミュニケーションコース、スポーツサイエンスコース、環境サイエンスコース)に所属した場合、卒業要件単位数は変更となります。一覧表(学部共通コース生の卒業要件単位数)にて確認してください。

〈学部共通コース生の卒業要件単位数〉

区分 科目区分 卒業要件単位数
国際関係コース 英語コミュニケーション
コース
スポーツサイエンス
コース
環境サイエンス
コース
教養教育科目
(注1)
「仏教の思想」
科目
必修科目
(「仏教の思想A」「仏教の思想B」)
4 4 4 4
言語科目 必修外国語科目 (英語総合・初修外国語) 12 12 12 12
教養科目 人文科学系・基幹科目 2 2 2 2
社会科学系・基幹科目 2 2 2 2
自然科学系・基幹科目 2 2 2 2
選択科目(注2)(注3) 10 10 10 10
学部専攻科目
(注4)
基礎科目 経済学の基礎Ⅰ 8 8 8 8
経済学の基礎Ⅱ 16 16 16 16
所属学科科目 8 8 8 8
選択科目(注5)
学部共通コース科目 44 48 40 48
フリーゾーン
(注6)
(教養教育科目・学部専攻科目を問わない自由な科目選択の単位枠) 16 12 12 12
単位数総計 124 124 124 124

 

【2】先修制

先修制とは、ある科目を履修する場合に、履修の要件として指定された科目及び単位数の修得を必要とする制度です。これは、その科目の学修成果をより高めるために設けられた「学修の順序」です。
したがって、先修制が設定されている科目とその履修の要件として指定された科目を同一学期に履修することはできません。先修制が設定されている科目は次のとおりです。

<経済学部専攻科目>

授業科目 履修の要件となる授業科目および単位数
演習Ⅱ 「演習Ⅰ」(2単位)
演習Ⅲ 「演習Ⅱ」(2単位)
演習Ⅳ(卒業研究含む) 「演習Ⅲ」(2単位)
簿記論Ⅱ 「簿記論Ⅰ」(2単位)

【3】グレイドナンバー制

経済学部で開設される授業科目には、グレイドナンバーが付されています。これは、科目のレベルを簡明に表示したものです。学修計画の設計にあたって、これを参考にしてください。

【4】経済学部のカリキュラム体系

(2024年度以降入学生に適用)

※卒業要件単位は「第1部履修の心得」の「卒業要件単位および学士号」を参照してください。

【5】学科制

(1)学科制とは

学科とは、教育の方向性についてひとつ柱を立て、それを達成するために科目・スタッフを配置して、系統的な学修をすすめるための仕組みです。
その柱として、「現代経済学科」では、現代社会が抱える大きな問題(たとえば環境問題)から、具体的な課題(たとえば排出権取引)を引き出して解決にむかう道筋をつけることが期待されています。また、「国際経済学科」では、国という枠を超えた問題(たとえば国際資本の動き)を知って、それを十分に理解したうえで次の行動(たとえば援助のあり方)を考える事が期待されています。
学科の教育内容については、それぞれと関連した科目群(プログラム)を配置していますので、より具体的なイメージを持つことができます。

(2)「演習」と学科選択

1年次生は、まだ所属する学科が確定していません。学科の決定は、第3セメスター(2年次生第1学期)に行う「演習Ⅰ」の選択と同時に決まります。経済学部では演習(ゼミ)が第1セメスターから継続的に配置されており、第4セメスターから始まる「演習Ⅰ」(「演習Ⅱ」「演習Ⅲ」「演習Ⅳ」に継続される)が、最終的に所属する演習となります。この「演習Ⅰ」「演習Ⅱ」「演習Ⅲ」「演習Ⅳ」は、その扱う内容によって「現代経済学科」に属する演習と「国際経済学科」に属する演習とに分けられています。
つまり、みなさんが2学科のどちらに所属するかは、選択する「演習Ⅰ」によって決定します
演習は原則として同じ指導教員のもとで卒業研究まで継続履修します。また一度選択し、決定した学科は変更できません。演習を選択する際は、みなさんの学修目標に照らし合わせ、慎重に選択してください。なお関心のあるテーマの変更等により演習の指導教員を変更したい場合は、次のような方法で変更することができます。

<指導教員変更制度>
申請期間:7月及び1月
受付方法:当時点(変更前)の指導教員と希望(変更後)の指導教員の承認(意思表示)に基づき受付
変更学期:7月申請分は翌第2学期(後期)、1月申請分は翌第1学期(前期)
受付方法はポータルサイトに掲載します。
原則として、定員未充足の演習のみ、受け入れ可能とします。

(注)・セメスターの途中で指導教員を変更することはできません。
・先修制の履修の要件を満たしている必要があります。

(3)学部共通コースと所属学科

経済学部では学部専攻演習とは別に学部共通コースを選択し、演習を受講することも可能です。学部共通コースとは、学部の枠を超えて「国際関係」「英語コミュニケーション」「スポーツサイエンス」「環境サイエンス」の各テーマに基づいた学修を行うために、経済学部・経営学部・法学部・政策学部所属学生が選択できるコースです。ただし、学部共通コースに所属する場合は、経済学部専攻演習(「演習Ⅰ」「演習Ⅱ」「演習Ⅲ」「演習Ⅳ(卒業研究含む)」)を重複して受講することはできません。また、学部共通コースを選択した場合の所属学科は、次のとおりとなります。

(4)所属演習および所属学科決定までのスケジュール