龍谷大学 履修要項

「教育理念・目的」「卒業認定・学位授与の方針」「教育課程編成・実施の方針」

最終更新日: 2024年12月26日

2024年度入学生心理学部

心理学部の教育理念・目的

建学の精神に基づいて、現代社会が抱える諸課題に対し、心理学の教育と研究を通じて得られる対人支援や良好な人間関係の構築に必要なコミュニケーション・スキルを身につけ、主体的かつ実践的に対応できる人間を育成することを目的とする。

心理学部の卒業認定・学位授与の方針[学士(心理学)]

心理学部の「教育理念・目的」を達成していくために、すべての学生に保証する基本的な資質・能力、学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方針を次に掲げる。

心理学部の学生に保証する基本的な資質・能力

○教養教育科目により保証する資質・能力

●専攻科目により保証する資質・能力

①:建学の精神の具現化

○建学の精神の意義について理解している。

②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得

○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を身につけている。

○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけている。

●行動に対する心理的影響を読み解くために必要な専門的知識を理解し、説明することができる。

●他者との相互理解や良好な関係構築を可能とするコミュニケーション・スキルを身につけている。

③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上

○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を活用して異文化を理解することができる。

○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現することができる。

●社会のさまざまな環境や状況によって発生する人間関係の課題に対して、心理学の知識を活用して具体的な解決を図るための基本的能力を身につけている。

●社会活動を俯瞰的に捉えながら、心理学の知識に立脚して最適なコミュニケーションの手法を選択することができる。

④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上

●他者との協働実践によって、自己を客観視し、多様な価値観を受け入れることができる。

●心理学の基礎知識や、対人支援力等のコミュニケーション・スキルを活用して、他者と協働して人間社会の諸課題の解決に尽力することができる。

●よりよい社会づくりのために主体的に活躍すべく、適切な職業観・勤労観と持続的な生涯就業力を身につけている。

学位授与に必要とされる単位数及び卒業認定の方法

  1. 学部に4年以上在学し、所定の科目を履修しその単位を修得した者に対し、学長は教授会の議を経て卒業を認定する。
  2. 卒業認定を受けるためには、所定の124単位以上の単位を必要とする。
  3. 卒業年次には、「卒業研究」を提出しなければならない。卒業研究提出後に卒業研究発表会を実施し、複数の教員によって厳格な評価を行う。

心理学部の教育課程編成・実施の方針

心理学部では、卒業時に「教育理念・目的」や、「卒業認定・学位授与の方針」に明示した「学生に保証する基本的な資質・能力」を確実に身につけられるように確かなカリキュラムを編成している。具体的には以下の方針に基づく。

心理学部の教育内容

○教養教育科目により保証する資質・能力

●専攻科目により保証する資質・能力

①:建学の精神の具現化

○建学の精神の意義について理解するために、1年次配当(第1・第2セメスター配当)の「仏教の思想」科目(「仏教の思想A」・「仏教の思想B」)を全学必修科目として開講する。

②:(③の基礎となる)「知識・技能」の修得

○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を身につけるために、1年次配当(第1・第2セメスター配当)の言語科目(英語及び英語以外の複数の外国語科目)を開講する。

○諸学の基本を理解し、幅広い教養を身につけるために、1年次配当(第1・第2セメスター配当)の教養科目(人文科学系・社会科学系・自然科学系・スポーツ科学系)を開講し、基幹科目を設置する。

●他者との相互理解や良好な関係構築を可能とするコミュニケーション・スキルを身につけ、人とのつながりを形成するために、「初年次科目(フレッシャーズゼミ)」及び「導入科目(基礎演習)」を開講する。

●行動に対する心理的影響を読み解くために必要な専門的知識を理解し、説明することができるようにするために、「導入科目(基礎演習)」、「基礎講義A」及び「基礎講義B」を開講する。

③:(④の基盤となる)「知識・技能を活用して、自ら課題を発見し、その解決に向けて探究し、成果等を表現するために必要な思考力・判断力・表現力等の能力(「思考力・判断力・表現力」)」の発展・向上

○外国語を媒介としたコミュニケーション能力の基礎を活用して異文化を理解する能力を身につけるために、2年次配当(第3・第4セメスター配当)の言語科目(英語及び英語以外の複数の外国語科目)を開講する。

○幅広い教養を活用して多角的に思考・判断・表現する能力を身につけるために、2年次配当(第3・第4セメスター配当)の教養科目(人文科学系・社会科学系・自然科学系・スポーツ科学系)を開講する。

●社会活動を俯瞰的に捉えながら、心理学の知識に立脚して最適なコミュニケーションの手法を選択することができるようにするために、「導入科目(基礎演習)」、「基礎講義B」及び「基礎講義C」を開講する。

●社会のさまざまな環境や状況によって発生する人間関係の課題に対して、心理学の知識を活用して具体的な解決を図るための基本的能力を身につけるために、「プログラム科目」、「演習」及び「卒業研究」を開講する。

④:主体性をもって多様な人々と協働する態度(「主体性・多様性・協働性」)の発展・向上

●他者との協働実践によって、自己を客観視し、多様な価値観を受け入れることができるようにするために、4年間を通じて演習科目(「導入科目(基礎演習)」及び「演習」)を開講する。

●心理学の基礎知識や、対人支援力等のコミュニケーション・スキルを活用して、他者と協働して人間社会の諸課題の解決に尽力することができるようにするために、「プログラム科目」及び「演習」を開講する。

●よりよい社会づくりのために主体的に活躍すべく、適切な職業観・勤労観と持続的な生涯就業力を身につけるために、「基礎講義A」及び「基礎講義B」にキャリア啓発にかかる科目を、「プログラム科目」にキャリア形成にかかる科目をそれぞれ開講する。

教育方法

  • 学生が自らの学修目的にあわせて各科目の性格やその科目の開講時期(配当セメスター)を考慮しながら系統的に履修できるよう科目(講義・演習・講読・実技・実験・実習等)を開設する。
  • 全ての科目は、講義概要・到達目標・講義方法・授業評価の方法・授業計画等を掲載したシラバスに沿って実施する。〈学修成果の評価〉

学修成果の評価

  • 学修成果の有無やその内容を評価するために、科目の特性に応じて、おおよそ次の4種類の方法のうちのひとつまたは複数を合わせて評価を行う。
    1. 筆答試験による評価
    2. レポート試験による評価
    3. 実技試験による評価
    4. 授業への取組状況や小テストなど、担当者が設定する方法による評価
  • 卒業研究の評価は、提出された成果物に対する評価と卒業研究発表会における評価によって行う。